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丸尾聡の死ぬまで日記 復活編

入院日誌 再入院編 10/18

10/18(土) 3日目

土日は病院もお休み。従って検査などはないが、血圧、体温、血糖値の測定等はある。合間を縫って仕事はしているものの、入院患者というのは忙しいのだ。
朝、起きて体重を量る。これは自己測定だね。77、8
朝食前に血糖値測定、158 機能より若干低いか。インスリン打つ。
朝食。
白米150グラム、 炒り鳥(鶏肉、人参、インゲン、かぶ)、ほうれん草のお浸し、大根のみの味噌汁、牛乳。 

昨日の新聞を読む。裁判員制度関連の記事が多くなって来た。切り抜く。来年、やるつもりだ。何故、昨日の新聞かと言えば、事務所からその日の新聞を持って来てもらっているため。今日のはまだ届かない。

朝飯後二時間測定 206  これは明らかに昨日の300と比べて低い。こういうものか。ちなみにこれは自己測定。今日はこの時間ははからなくていいのだが、数字が出るのが面白いのではかってみた。昼前は187。昨日が255だから、まあこれはかなり下がった。ただ風呂に入って汗を流した分もあるかもしれぬ。

3日目の1

看護士がインスリンの打ち方について説明に来る。フレックスペンなる注入器で腹部からインスリンを注入する。外見は太めのボールペンと言ったところか。説明書の最初の注意には、「落とすな、衝撃を与えるな」「分解するな」「と共用するな」「注射針をつけずに単位を設定して注入ボタンを押すな」など。
ようするに、これに針をつけて使うのだ。使い捨てらしい。
昼前。腹部を四分割して、そこに順番に打つのが自分でやるさいの基本らしい。5番と言われる場所に打つ。結構、針が出ていて怖いのだが、腹におしあてると針はへこみ、ボタンを押すと設定した分量が注射される仕組みで、針がほそいためあまり痛くはない。

昼食
白米180グラム。中華スープ(ほうれん草のみ)、焼豚、酢の物(かぶ!とキューリ)、ボイル野菜(小松菜)、漬物茄子二切れ、オレンジ三切れ。

焼豚はもちろん茹豚で、かなりしっかり煮て脂を落としましたね、ネギがほんの少し入ったあんかけはこれ以上うすかったらあんかけとは呼ばないよ、というギリギリさを見事表現していました。しかし、肉だ!! と喜んでしまう哀しさよ。酢の物はいけませんでした。大根かと思えばカブで,妙な歯応えであり、醸造酢と合成甘味料の酢の物は、子どもが「お母さん、これ嫌い」と酢の物嫌い好きになるには充分な味でした。むう、しかしオレンジ三切れはやはり贅沢感が。しかし、これで7食連続白米である。下界では白米はほとんど食べないので、これは前回の入院以来のことだ。前の入院先では結構麺類が出たが、出ないのかなあ。

フランス帰りの小杉美香と事務所帰りのwakanuが来てくれる。
Wakanu、肝心のフラッシュメモリ忘れる。一番の楽しみの新聞、事務所から持って来ず。お見舞いは・・・次回公演の資料、パティシエのブログをプリントアウトしたもの。小杉の持って来た生花、花瓶がなかったのだが、wakanu、花瓶の代わりにカップヌードルの大盛りを買おうとする。やめなさい。そして、病室で甘そうなミルクコーヒー紙パック500mlを両手にもって飲もうとする。それもやめなさい。とりあえず事務所のネコ当番、作業ご苦労。
夜に備えて、インスリン打つ練習。後学のためと小杉とwakanuに見せる。まあ、腹代わりの模型があり、そこに打ったんだが。

院内の喫茶店「Hgakure」でお茶。Wakanuはココア、小杉はカフェラテ、私はレモンティ。しかし、ケーキ有り、定食有り、蕎麦うどんパスタ有り、誘惑が多い喫茶店なのだ。芝居の案内状の整理をしてもらい、いくつか招待券を二人に渡す。入院中行けない公演に代理で行ってもらうように頼む。
小杉からフランス、マリーアントワネット、プチトリアノンのレクチャを受ける。彼女は西洋美術史を専攻していたので詳しい。次回公演のためだ。

西尾さんの奥さんが顔を出してくれる。前科の入院に引き続きと言う感じでありがたい。病院の談話室の窓から西尾さんのマンションが見えるくらい近くなので、実は安心だ。

夕飯前の血糖値は、ほとんど昨日と変わらず。
ラビット4単位 初めて自分で打つ。

夕飯
白米180グラム、スープ(コンソメ、タマネギ、人参)、白身魚ムニエル、カリフラワーサラダ(ノンオイルサザンアイランドドレッシング、キューリ、人参)、漬物(青菜)、ボイル野菜(青菜)、キウイ一ケ

3日目の2

むう。おそらくは養殖のマス切り身。しかし、油も小麦粉も塩も感じられぬこの魚にムニエルという名はいかんのではないか。いや、ほんと。塩味の配分をサザンアイランドドレッシングにとられたとしか思えぬ塩梅であった。キウイ1ケがなければかなり悲惨であった。カリフラワーよもっと固く。あれは鮮度がよければ生で食べられるんだから。


某公共放送の糖尿病仲間、K澤氏来訪。「空腹について」(雑賀恵子)「美食倶楽部」(谷崎潤一郎)「食べ放題」(ロビン・ヘムリー)と気の利いた見舞い。森繁さん緒形拳さん深浦加奈子さんのこと等話す。おかげで、緒形拳の最高傑作だと思っているNHKのドラマの題名がわかった。脱獄囚を緒形拳が、看守を津川雅彦さんが演じた「破獄」。吉村昭さんの原作だそうだ。昭和62年頃の作品だという。もう一度見てみたいものだ。K澤氏も同じ場面をいくつか覚えていて、評価が一致した。

文化庁芸術祭に参加する「残置物処理班」が今日、NHK―FMで再放送される。22時からだが、いやあ、もう就寝時間なのだ。
本日は、一人退院、一人外泊、病室は私一人。気兼ねなくわくわくする気もするが、実に人恋しくもある。

無糖缶コーヒー137円×2本 水206円 漫画ゴラク300円 喫茶ココア300円 カフェラテ300円 レモンティ250円 スポーツ報知130円 東京スポーツ120円 計2070円
お見舞い等 西尾さん奥様、小杉美香(花、モン サン ミッシェルの塩・砕くための小皿付き)、プチトリアノンのガイドブック、フランスのお菓子の本)wakanu K澤氏(本三冊)




    09:03 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

入院日誌 再入院編 10/17

10/17(金) 2日目

夜中に、二度トイレ。ずいぶん寝た気がして時計を見ると、1時過ぎ。普段なら、まだこれからの時間。昨夜は案外に早く寝付けた。

起床は6時のはずだが、眼を覚ますと7時前。明りもついてない。
トイレへ行き顔を洗う。昨日渡された検尿、検便。
ううむ。「尿袋」がいっぱいだ。昨日の11時入院から今日の11時までを区切りとするらしいが、後一回すると入りきらぬのではないか。二リットルを超えている。こんなものなのか? 糖尿病は、いうまでもなく「多尿多飲」だが、それにしても多いのではないか。しかしとなると、昨日の体重はむくみ過ぎで多かったのでは? 体重測定は日曜だけらしいが、頼んでみようか。

看護士さんが来る。少し遅れたらしい。
採血。血糖測定。169 食事後12時間でこの数値。せめて120。最近の厳しい数値なら100前後が標準。

「体重をさあ、計りたいんだ。疑問があるのよ、昨日の数字」
「多すぎましたか、少なすぎましたか?」
「多すぎだって」
談話室に巨大な体重計があった。実は昨日はこれ、ルールランナーだと思っていたんだが・・・。
「78.9ですね」
あれ、やはり昨日と全然違うぞ。
病院では服をきたままの体重だから、実質はもう少し低い。昨日は私服のママだったからか。それにしても。
だが、なんにせよ、この一年で一番無かった頃と比べれば6キロくらい重い。

2日目の2

朝食
白米150グラム。野菜の卵とじ(人参、タマネギ、白菜)、味噌汁(キャベツのみ)、牛乳200グラム。
ご飯はこれでだいたい240キロカロリー。炭水化物は55グラム。ほかに牛乳に10グラム、野菜に少しあるから、炭水化物の量は普段自分で決めているラインよりかなりあることはある。
しかし、食事はやはり美味しくない。塩分が少ないのはまだしも、ならばきちんと出汁が必要なのだが、これがぼけている。病院食に文句を付けても仕方がないとは思わないよ。

午前中は、ABIという手足の血管の通りを見る検査。生理機能検査質で,両手足に血圧を測る時のようなものを取り付けられる。
「しびれはありますか」「ありますね。両足。手は若干」
一日に何度も聞かれる質問。わずかな時間で終了。
「どうなんですか」「今は数字が出ただけなので、後で上下の比率を出します」

昼飯
白米180グラム。ほうれん草の清汁、魚マヨネーズ、ブロッコリボイル、洋風煮(かぶ、人参、タマネギ)、バナナ一本。

魚は、なんだろうな、タラの類い。いや養殖の鱒かもしれぬ。マヨネーズは人参タマネギ等を細かく混ぜ込み、とにかくマヨネーズの量は少ない。小袋入りの特製ソースをかけると、フィレオフィッシュの衣抜きといった感じ。ブロッコリの茹で加減は耐えられるレベル。

軽いストレッチ、院内を15分程ウォーキング。

担当の浅井先生からお話。
「血糖値高いですねえ」
「はい」
「薬かインスリン注射を考えましょう。若い人にはね、インスリン注射を私は勧めています。薬は、膵臓にダメージがあることが多い」
と3種類の薬を説明してくれた。
インスリンを分泌する細胞を少しでも残しておきたい、ということらしい。老後を見据えての部分もあるようだ。
「ちょっとやってみましょうか.入院してるし」
「そう、ですね」

ンスリン使っている人の方が長期的にはコントロールがいいという。まあ、いやでも自分で注射打つんだから、意識するわな。
しかし、医療費がかかる。一本2000円の三割。一ヶ月で3本,なんだかんだで一万円くらいはかかるだろう。あとは最近外見が良くなったとはいえ、注射だ。これを自分で打つ姿は、まあ覚せい剤中毒とかそういうものを連想させるのは無知からとはいえ世間一般の事実。また精神的ダメージも大きい。
食事療法は必須。インスリンを入れると太る。太るとインスリンの量が増える。

看護士がきて血糖値を測る。303

というところで、糖尿病教室 2回目
ちょうど薬とインスリンの説明であった。強烈な眠気。
血糖値が上がってるんだろうが、食後2時間近い。しかし、これじゃ、さっきの303より今のほうが上がってるなあと思いつつ、かなりしっかり寝る。この高血糖での眠気は自分では抗えない程強いものなのだ。

眠りの間に聞く。インスリンにも何種類かあり、食前に打つもの、朝一回、夜一回打つもの、それらの組み合わせ。使い方を間違えると「低血糖」の危険が出て来る。めまい、動機、頭痛、意識障害などなど。昔、薬を飲んでいるときに一度あった。一度低血糖を起こした人は、再度起こしやすいそうだ。

再び担当の先生来る。
「できるだけ少ない量でコントロールしたいんですよ」
なるほど。
「太りますし。仕事はどんな感じでしたっけ。」
不規則の見本です。
「なるほど。長距離運転の方とかなかなか大変です。でも、不規則な方程、薬よりインスリンのほうが楽でしょうね」

超速攻型インスリン ラピット
持効型インスリン レベミル

というわけで、本日夜から、インスリンを打つことになった。

K女史が猫に餌をやり、事務所の郵便物を持って来てくれた。

夕飯前インスリン ラピット 4単位。
看護士が腹に打つ。5秒もかからぬ。

2日目の1

夕飯
白米180グラム。味噌汁(タマネギのみ)、松風焼き(鳥ひき肉料理)、ボイル野菜(小松菜)、漬物なす二切れ。

K女史曰く「しめやかな食事ですわね」
うん、そうなのだ。
さて、インスリンの効果はどうか。

売店で無糖缶コーヒーと東スポを買う。入院中の喜びである。

夜はNHKスペシャル『世界同時食糧危機』①を見る。
血糖値は夕食後2時間231 就寝前220 昨日は、就寝前236だからインスリンを打ったからすぐに極端に下がるというものでもないらしい。

就寝前。持効型インスリン レベミル
明日からは自分で打つことになるらしい。

水206円×2本 糸ようじ 255円 無糖缶コーヒー110円 計877円 見舞いなど 鈴木一功さん夫妻とお子さん、S銅氏、K女史。
一功さんは岡本太郎美術館へ行って来たとのこと。S銅氏は南武線沿いの岩盤浴へこれから行くそう。ふむ。それはいいなあ、とは原稿待ってもらってる身でなんとも言えぬ。一功さんは、『「太陽の塔」を組み立てよう』という昔の雑誌の付録的なやつを、S銅氏からはラジオドラマのCDをたくさん。少しはゆっくりしろということか。
ちなみにこういうとき、「身体にいいんですよ」といって糖分たっぷりの果物等を差し入れてしまうタイプの人がいる。何人か思い浮かぶ。それは駄目でしょう。というわけで、差し入れは、無糖の飲み物(お茶、水、コーヒー、ダイエットコーク)、バブ(入浴剤だが、発泡性が神経症によい)、現金あるいは商品券にかぎるな。お菓子の本も歓迎。フランス菓子の歴史。タルトとは何か? タルトの歴史。そんな本を差し入れるように。

    08:54 | Trackback : 0 | Comment : 1 | Top

入院日誌 再入院編 10/16

10/16(木) 初日

タクシーでT市民病院へ。
資料書籍を持ち込むため、大きなスポーツバッグ二つにリュックが一つ。
10時半、入院外来で受付。

病室は、5階。ナースセンターに引き渡され、まず体重と身長を測る。驚くべきことに体重が八十キロを超えていた。おかしい。何日か前は78キロだったはずなのに。どうせ入院すると思い、この何日か油断しずぎたか。そのまま、病棟を案内される。入浴は自己申告性のようだ。30分なので、シャワーの人が多いという。いや、俺はバブを持って来たのだから湯船につかろう。食堂はあるが、ベッドでの食事のほうがよいらしい。前の入院時必ず食堂で、がルールだった。
病室は4人部屋。私が入ってもベッドが一つ空いている。
ここでは、この部屋が標準で、差額ベット代はない。前の病院は同じ4人部屋で確か一日医4000円程払ったはずだ。広く明るい。新しい病院だ。トイレと洗面所も部屋に一つついている。トイレに「尿袋」。
「ここに全部入れて下さいね」「全部?」「全部です」
そのメモリ付きのビニルパックに小水をすべて入れるらしい。これは初体験だ。

荷物を整理。パジャマに着替える。
腕にバーコード付きの紙のリンクをつけられる。これで、院内では識別されるわけだ。入院診療計画の説明。「病名または病状」には、2型糖尿病、肝機能障害、高脂血症。ここに眼科の同様のものがあれば、「糖尿病性網膜症」が加わることになる。今日から5日間に渡るいわゆる「糖尿病教室」。それから種々の検査。「今後、インスリン注射または内服液も検討します」の文言。
いやだなあ。

採決と血糖値検査と血圧。
いきなり8本分、血を抜かれる。うーむ。血圧は158-90 高い。血糖値は255 これも高い。飯前なのに。昨日の酒が響いている。
検査はベッドに横たわってだ。「それほど具合悪くないのに、パジャマきて横になって恥ずかしい感じ」を久しぶりに味わう。
看護士は山本さん。感じは良い。アルコールの量を繰り返し尋ねられる。
「付き合いとかじゃなくて、自分で毎日? 毎日、この量?」
「うん」
可愛く言っても仕方がないが。ま、実際は付き合いが多い。

そうこうしているうちに食事。
今回の入院は、一日1600キロカロリー。
これは相当きついよ。
これはどういう数字かというと、朝飯にバターを塗った6枚きりのトーストを一枚に、片目の目玉焼き(塩、胡椒)サラダ、キュウリ、トマトのサラダ(フレンチドレッシング)、カップコーンンスープ、食後に砂糖を入れずミルクを入れたコーヒー。昼飯に、味噌ラーメン。それから・・・、それから・・・、そう、それからは無しである。というのが、1600キロカロリーである。

1日目

食事はまずくない。だが美味くはない。
白米180グラム、酢豚風(豚肉、人参、タマネギ、ピーマン)、すまし汁(ほうれん草?)、青菜の漬け物、ワカメとキューリの和え物、オレンジ三切れ。三切れというのが、案外と「ちょっと量あるな」感を醸し出す。
白米は、玄米を食べているせいなのか、量は多く感じた。

糖尿病教室。
第一回は「糖尿病になるとこうなっちゃうよ」というお話。
十数名の参加者。入院患者だけではなく、通院の人も。見回すと、うーむ、どうやら、私が一番若い感じだ。
合併症の発生の、糖尿発症からの時間的な流れを聞くと、27才で糖尿病と診断されたわりには、がんばっているんだよなあ俺、という感じがして泣きそうになる。最後に糖尿病と診断されたばかりらしい60前後だろうか男性が「先生、やはりなかなか治りにくいものなんでしょうか」と質問する。
心が痛い。皆がある期待と不安を持って、先生を見る。
また痛む。ああ、みんな知らないのか。
先生が言葉を選んで話す。
「・・・そうですね。ごくごく初期であれば、食事や運動や薬によって、膵臓の働きが回復することはなくもないと言えますが・・・、数値がよくなっても、また食事を守らなければ症状が出るでしょう。ですから、食事も一つの療法と考えれば、一度発症した糖尿病は・・・治らない,とも言えるのではないでしょうか」
そう、治らないのだ。質問をしたおじさんも、他のこの部屋の患者も、もうリスクなしでは、食べたいものを食べることはできないのだ。

教室が終わって、心電図と、腹部胸部レントゲン。
その後、院内を散策する。売店は充実。水等を買う。2階にカフェ。コーヒーが250円。明日から来よう。

夕飯前。自己血糖計のはかり方レクチャー。簡単に言うと針を刺して、出た血を器械で測定する。199なり。血圧は、なぜか130と落ち着く。

夕食。
白米180グラム。鰆の黄身焼き。ボイルアスパラ。茄子と人参の含め煮、キャベツのみのすまし汁、茄子の漬け物2切れ、ビニル袋入りのマンゴー一切れ。鰆はあまりに塩味がしないので、含め煮の汁につけながら食べる。後でよく見ると、醤油の小袋がついてた。いくらなんでもな、そうだよ。
アスパラガスはまずかった。病院では、歯応えと塩分を求めてはいけない。老人に合わせるからだ。しかし、頃合いを逃した茹野菜ほど悲惨なものはない。
食事を終わって18時過ぎ。

院内探索がてらウォーキング 15分程。

テレビカード1000円 タクシー代1100円 水206円 週刊モーニング320円 東京スポーツ120円 計2446円



    23:00 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

そして

退院してから一週間が経った。入院して始まった「糖尿病ライフ」も一ヶ月になろうとしているわけだ。
禁煙は、この一週間も続けている。仕事を始めて、ニコレットの数が一個か二個増えたが、もう元に戻った。若干高めの日もあったが、今日の血圧は、128/85で問題ない。オリーブオイルの消費量が増えた。配偶者が、有名だというル・バンというパン屋で買ってきた、全粒粉五〇パーセントのパン、古代米や五穀をその時の気分で半分くらい混ぜて炊く米、生野菜、野菜そのものの水分で蒸して食べるブロッコリー、アスパラ、小松菜(またこれらが抜群にうまい、なにせ味付けがいらないくらい)、それから魚、チーズ、糖尿病用のワイン、発泡酒DIET(糖質七〇%カットという優れもの)、果物、あとビール酵母、ヨーグルト、低脂肪乳、ヒジキ、大豆、切り干し大根・・・。そんなところを自分で料理して食べかつ飲んでいる。質、量ともに、かなり満足できる食事だ。ちょいと食べ過ぎかな、飲み過ぎかな、というときは血糖値を計ってみたが、まるで問題はなし。炭水化物の量とGI値には気をつけているせいか。ま、しかし、カロリーと糖質の計算は、だいたい、である。
体重は、劇的に減ってはいないが、増えもしない。78,5キロ前後500gをいったり来たり。しかしこの生活を続けていけば、また減り始めるだろう。医学的にいうと、こうした減量法(食事=高タンパク低炭水化物と運動=有酸素運動+筋肉トレ)で完全に体重が理想に落ちきるのは、人によって二年近くかかるそうだ。これは太っていた年月に比例するらしい。十年太っていた人は、落ち始めるまでに一年かかるとか。わたしは、筋肉自体は鍛え続けていたので比較的早いようだ。つまりは小川直也(格闘家)は柔道の時よりずいぶんと痩せたが、あのタイプは痩せやすく、筋肉が霜降り状態になっている松村邦宏タイプは、まずその筋肉の脂肪をなくさなくてはならないので、なかなか体重が落ちないのだ。
散歩は食後三〇分、長いときは一時間近くを一日二回。ダンベルなどを使った筋力トレーニングで腕と腹はずいぶん硬くなった。今日からは、ジョギングを始めた。といっても家から事務所までの歩いて10分ほどの距離を、歩くよりも遅いスピードで、しかし絶対止まらず走る。結構疲れた。それからやたらに「ガス」が出る。しかもかなりの臭いだ。これは、野菜中心の生活になったため、肉食で増えた腸内の細菌との兼ね合いらしい。やがて善玉菌が勝ち、いずれはおさまるというが、少し困っている。まあ、悪い物がどんどん出ていくようで悪い気はしない。試しに大豆を1カップほど食べてみてください。あまりのガスの量と臭さに驚くかもしれない。でも、もともと人間の腸はそういうふうにできている。
血糖値は、食前90。夕飯は、DIET(発泡酒)350mlを二本飲み、豊橋の魚のすり身揚げ2分の1、サラダ(キャベツ、玉ねぎ、菜の花、オリーブオイル、ワインビネガー、塩、胡椒)切り干し大根(戻してそのままゆずぽん酢であえる)カレースープ(しめじ、えのき、しいたけ、ピーマン、玉ねぎ、ジャガイモ、長ネギ、カレールー1)、アサリ、シジミ佃煮一ヶづつ。ナスの柴漬け、自家製キムチ(大根、ニラ、大葉、オクラ、セロリ)、五穀入りの御飯軽く一杯で満足。30分歩いた後の二時間後血糖値は123で問題なし。

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追加あるいはアンコール

見舞いに来て欲しくない、とか行って弱っているところを見られるのは本人も辛いだろう、とか聞くことがある。そういうものかと思っていた部分もある。しかし、今回、お見舞いは素直に嬉しいものだと思った。一本の電話、手紙、メールもそうだ。これは、もう話も出来ないおばあちゃんたちもそうだった。誰が来たかもわからないくせに、嬉しそうにしている姿を何度も見た。看護婦さんが言うには、検査の数値がよくなったりするそうだ。知り合いが入院したら、見舞い行くべし。行けなかったら手紙書くべし。ただし、長居はいけないよ。結構病院にいると忙しい。あるいは、娑婆の生活が羨ましくなる。これは、逆によいふうに働く場合もあるか。お見舞いに何を持っていくか。何も持って行かなくてももちろん構いしない。どうしてもというなら、現金がいちばんいいような気がする。額は問題じゃない。入院生活には小銭が結構重宝するので、ちょっと置物にもなるような箱に3000円ばかり小銭を入れていくのもいい。本もいい。ただし、これは感性が問われる。食べ物は、僕のような患者にはもちろん駄目。携帯電話禁止が多いから、テレフォンカードもいいだろう。この病院には湯船があったから、入浴剤も嬉しかった。花も嬉しい。でも、動けない、家族がいつもはいない病人には世話をするのが大変かもしれないが。花の水は毎日かえ、根本にはさみを入れるのもこの入院で知った。しかし、とにかく、なんといっても、人が来ること、そのものが一番だ。
お見舞い感謝。入院日誌見てくださった方感謝。医者、看護婦、スタッフ、入院患者のみなさん、感謝。配偶者、劇団員感謝。まあ、頑張った自分も少し褒めたい。
これからの生活は、大変だとは思わない。どちらかというと知的興味に溢れているといってもいい。まさに実感として、良い転機になると思う。糖尿病ライフは知的冒険だ。いかに血糖値をあげずしてうまい物を食うか、人とつきあうか、芝居をやるか。ま、しかし、御飯一杯、エビ天ひとつ、大福ひとつ、一週間運動をさぼるよりも、ストレスは血糖値を上げる。楽しく快適に暮らしていくつもりだ。生きている間は健康でいたい。面白いこともあるだろう。
その経過、結果はみなさんに随時報告する。どうか、期待して頂きたい。

入院して変わったこと。
水虫ほぼ完治。
髪の毛増える。生え際前進。
血糖値の理屈実感。
歯茎出血しない。
歯白くなる。
舌赤くなる。苔?の白い部分が消えた。
かかとの角質軟らかくなり、軽石でこすったらほぼ消える。
血糖、中性脂肪、コレステロール、GOT,GPT、ガンマGTP減少。正常値に近づく。
上記の各種数字、血圧、体重など自分の目標値、正常値を知る。
手、足のしびれ、痛みほぼなくなる。
痰出ない。また色が黒っぽかったものが白く。
咳出ない。
喉赤くなくなる。
医者はパートナーであり、自分自身が病気と主体的に向き合っていくことが大切と知る。
糖尿病治療は我慢大会ではなく知的ゲームと感じる。
皿を見ただけで、ほぼ糖質、カロリーの量を判断できるようになる。
手、顔、色よくなる。
ナニが、少し元気に硬度を増す。
学生時代以来「一日中80?ない状態」に。
4,1?軽くなる。
老人医療、介護保険、人ごとでない関心生まれる。
だるさ、倦怠感減少。
味覚、鋭敏に。
老人も身障者も生きたいと強く願っていることを知る。
肩こり、ふくらはぎ、腰などこりなくなる。特にふくらはぎフニャフニャ。
朝の第一歩。足裏の違和感消える。
声、往年の美声に少し近づく。
糖尿病は、恐ろしいと実感する。
タバコは止められると実感。
糖尿病は、一般的に本人がだらしないからかかる病気であると差別されていることを知る。
糖尿病患者は、生命保険、ローン、会社雇用、昇進、などで社会的に差別されていることを知る。
糖尿病患者であることを、常に力強くcome outすることを決意する。
これまでの生活をかえても、面白いことがあることがわかったこと。
人生は、生きてて、健康でなんぼと思った。
多くの入院患者を見て話をし、人生は有限なものだと実感したこと。
だから、健康なうちに、できるだけ自分の、やりたいこと、好きなことをして生きると決めた。
さらに強くいい芝居を造り、いい本を書こうと思った。

26日6時 92   朝後154昼前120昼後169夕前132夕後157  21時131
25日    朝後134昼前125昼後132夕前115夕後238 22時155
24日 朝前136朝後137昼前125昼後179夕前 夕後155 23時123
23日 夕前107 夕後141 22時126
22日6時/099 朝前107朝後168昼前112昼後210夕前107夕後207 21時156
21日6時/100 朝前110朝後213昼前156昼後154夕前91 夕後238 21時222
15日      朝前115     昼前144     夕前121     21時131
11日   朝前132朝後219昼前188昼後173夕前115夕後293 21時254
※枠内は外泊時。
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22日目

昨夜は、なかなか眠れず。それならと思い最後の夜は、ネットで医療情報、知識をあさる。コレステロール、中性脂肪、γ-GPT、GTP、GOTなどなど。朝、六時ちょうどに起き出す。
久しぶりに快晴。

朝食 野菜の戦士41kcal[8,8] スライスチーズ58kcal[0,2] 御飯3分の2160kcal[35,6]
味噌汁(なめこ、ほうれん草)80kcal[4] 五目卵焼き130kcal とろろ(ネギ入り)40kcal[9]海苔佃煮20kcal  520kcal [58]
cut 御飯3分の1 海苔佃煮半分 みかん60kcal[15]
佃煮を少し食べたいと思ったら、御飯を思ったより食べてしまう。「飯の友」のようなものは、これからあまり食えなくなるなあ。伊勢の時雨とか、蕗味噌とか、塩ウニとか。それが、少し残念だ。

柿生駅から新百合ヶ丘の方角へ延々と続く桜並木は見事だ。高橋さんは「まだきれいですよ。見ていったらどう?」車だから、と言いかけたが世田谷通りからも見えることを思い出して、ええ、と言った。「晴れたねえ」晴れた。ここに入院した日に高橋さんが談話室のソファに座り、カーテンを閉めようとする看護婦さんに「もう少し」といいながら夕陽が沈んでいくのを眺めていたことを思い出す。今日は富士山が、その時以来の顔を出している。

中野ちゃんが、最後の血圧検査に来る。「看護婦さんも大変そうだけど、退屈はしなさそうだね」「そうだね。毎日があっという間に過ぎていくね」「人間相手の商売だからね」「でも看護婦は結構飲む人が多いんだよ。夜勤の前なんて、最後まで行っちゃったりね」ぜひお付き合いしたいというと「私は、飲めないんだよ」と言われてしまった。

昼食 カレーライス(ジャガイモ、玉ねぎ、豚肉)3分の2 370kcal[50] サラダ(みかん、レタス、人参、小松菜、ノンオイルサウザンアイランドドレッシング2分の1) 20kcal[5]
みかん40kcal[10]     530kcal[65]  +520=1050 +58=123
cut 牛乳 ライス3分の1 ドレッシング2分の1
カレーライスが初めてでた。量をたくさん作るせいか意外とうまい。スパイスも結構利いている。ああ、これからはカレーライスをお代わりなんてことも難しいな。外で食べるときも「男は大盛り」で、大盛りを頼まないと恥ずかしいような気がしていたけど。カレーとライスでダブル炭水化物。小麦粉を使わないカレーも好きだから、そっちになるんだろう。朝のミカンをプラスする。
最後の食事が終わった。ごちそうさま。

江口信さんより連絡あり。芝居で役者が体調を崩し降板したため代役を探しているという。高校生の役らしい。4月に劇術劇場の小ホール。あと二週間だ。雄三を推薦したいが、バンコクだかどこだかに行くらしいので、年齢はぎりぎりかなあ、と凌平を思いつく。電話すると、今退院して帰る途中とのこと。7時に新井薬師で待ち合わせた。私も凌平も退院当日に面白いことだ。凌平の胆石はタバコの箱3分の2はあって、手術に2時間かかったそうだ。芝居なんかして、大丈夫か。

昼後、リハビリロードを歩く。最後のウォーキング。
※昼後、ウォーキング30分(階段上り下り多め)、腹筋50、腕立30
退院した「糖尿の先輩」が、やってきた。皆に差し入れだ。それが、なんと甘いもの。「あなたはダメ?」そりゃダメでしょう。僕に御飯は残しなさい、と言ってくれた人だ。

昼後二時間の血糖値を計る。125。全くの正常値だ。

佐野先生が来てくれる。
そうですね。退院なさってから特に注意すること、傷や怪我は糖尿病の人は注意しなくちゃいけませんが、とにかく、まかり間違っても太らないこと。少なくても現状維持。どんどん落とさなくていいですから、例えば夏までに1キロ。そんな感じで。身体が抵抗する時間、どんなにカロリーを減らしてもエクササイズをしても体重は落ちない期間があります。そこで皆あきらめるんですが、これは大切な時間なんです。ここで無理矢理痩せると、肌が荒れたりたるんだり女性だと生理がとまったりします。生き生きと若々しく痩せないんですね。身体が順応する時間が必要なんです。だから前も言いましたけど、グラフにしたら階段型で痩せていく。これが一番いいです。肝臓の数値も痩せたことで良くなってきました。アルコールは、コントロールがよいときは決められた量はいいでしょう。ただ、丸尾さんは肝臓もありますし、よほどコントロールしてないと飲めないですよ。悪いときはさらに悪化させるんですから。週に一度くらい、って人間思うでしょうが、普通の人なら次の日には血糖は正常に戻りますが、戻らないのが糖尿病なんです。丸尾さんは薬も飲んでいないし、3,4日、下手すると一週間くらい戻らないでしょう。その間、高いレベルで安定してしまいます。習慣をかえていく、維持していく、には治療するといった試みよりもう一段階上の、もう一歩踏み込んだ努力が必要なんです。丸尾さんの年だと、まだ自分のこれからの人生に実感が湧かないでしょう。でも、10年、15年、50歳なんてあっという間ですよ。その時になって、さあ、今から健康的な生活をして素敵な人生を送ろう、なんて言ってももう無理なんです。今なら大丈夫です。ピーナッツ好きですか? あれ、大さじ一杯で御飯一膳分くらいあるんですよ。あれをつまみにやり始めると大抵失敗します。気をつけてください。人間、自分に甘いですから、自分が守ってる守ってる、と思いながらだんだん甘くなっていくんです。医学的には二次的無効というんですが。原点に返ってみるとわかるんです。だから丸尾さんもここの入院生活をときどき思い出してください。がんばったんですから。薬も使わず、ここまで来たんです。あと、眼は3ヶ月、あるいは半年に一回は必ずチェックしてください。公文先生の所でもここでもいいから定期的に検診を受けて下さい。たまには怒られるように。ええ、なんでも相談に乗ります。なにかあったら言ってください。入院、長くなってすいませんでしたね。はい。それではお大事に。

売店でいつものようにコーヒーを頼む。「頑張って下さい」といったおばちゃんに礼を言う。上に戻って着替える。ふと鏡を見ると顔の輪郭がくっきりしていた。家から持ってきてずっとエクササイズにつきあってくれたスリッパは名残惜しいがゴミ箱に捨てよう。片づけた荷物はスポーツバッグ、段ボール、紙袋小3、リュック、ウエストバッグ。ずいぶん多い。それでも持ち込んだ資料の三分の二は目を通せた。ナースセンターで足の湿布3袋、計測用の針、チップが出る。またかかりつけの公文先生への「病状報告」の封筒を受け取る。下へ降り会計の窓口で精算をすませる。21日から今日までの請求。保険分29500円(内指導料620円、投薬量42円、検査料239円、入院料8953円)指導料は、栄養士の話の分、投薬量は足首の湿布。食費5460円。自己負担分44600円(室料差額40000円、パソコン持ち込み電気代4600円)パジャマ等リース費4095円 合計83715円 
この22日間分は合計50396円+120600円+83715円=254711円
このうち110500円は保険金から給付される。国民健康保険の高額医療費払い戻しはいくらになるか、この時点ではわからない。
そして、この間、使ったお金の総額は、82457円。使いすぎだね、これは。本を買いすぎたか。酒を飲みにも行かず、タバコも買わず、それでもこんなものだ。家の方はともかく、事務所の経費は何もしなくても出ていくから、ここに10万がとこ追加される。あまり考えんとこ。「荷物お運びしますよ」と山のような荷物を見ながら言ってくれるが、大丈夫ですよ、と答えしばらく置かせてくださいという。それから、「退院通知書兼退院許可書」に判をもらい、もう一度ナースセンターに持っていく。礼を言う。やはり「頑張ってください」と言われる。糖尿病の患者に対してはやはりこうなるのだろう。手続きは終わった。
車に荷物を積み込み、病院を出た。おかしな感じだった。嬉しさと、やはりどこかに、もう少しいてもよかったという気持ちがあった。いろいろな人たちの顔を思い浮かべる。たかが3週間だ。でも、いい3週間だった。

1,水200×3 番茶200× 計ml ニコレット8
2,小×2(3)  大×0
3,78,4?  朝後124/78  92  36,3
4,読了
5,日刊スポーツ130円 週刊モーニング260円 週刊ファイト280円 週刊プロレス490円 週刊ベースボール370円 缶コーヒー120円 コーヒー200円 計1850円
6,配偶者
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21日目

7時前まで寝てしまう。夜中に何度か起きたが。少し体が重い。鼻が詰まっている。風邪を引いたか? 

朝食 スライスチーズ58kcal[0,2] ×2 焼き鳥(塩)149kcal[3,2] 野菜の戦士(黄色)46kcal[10] 生野菜(青じそドレッシング、プチトマト、キューリ、人参、レタス)20kcal[3] スープ煮(じゃがいも、人参、鳥挽肉、玉ねぎ)200kcal[20]       551[36,6]
cut パン240kcal[47] 低カロリーストロベリージャム17kcal[6,8] 牛乳128kcal[9,5]
「野菜の戦士」というのは初めて飲んだが、「シュバイツァー博士の野菜ジュース」と言われるケールというものが入っているのだなあ。実はケールという野菜は実際見たことがないのだけれど。さあ、今日も炭水化物のコントロールに出る。パンはカット。おいしそうな黒パンでこれならいいかなと思ったけど、先に焼き鳥とチーズを食べていたので仕方がない。今週はメニューをくれないので不便でいかん。塩の焼き鳥は低カロリー、低炭水化物、高タンパク食だ。上で4本の数字。コンビニだけれども一本は鳥軟骨など入っていておいしかった。

また、松永さんの席が空いている。「看護婦さん、もう、たたき起こしてきてよ。自分の息子じゃないからいいけどさ。もう、このところ毎日じゃない」と名越さん。松永さんは僕より2,3つ上の人で、3階ではタバコを吸う数少ない人だ。一日5本と決められていて、朝、朝食後、昼食後、夕食後、就寝前とナースセンターに一本づつもらいに行く。入院患者のユニフォームは嫌らしくいつもトレーナー姿だ。この松永さんが宵っ張りだ。夜トイレに起きると談話室のロビーに座っていたりするし、朝食の席にはほとんど出てこない。「起きるときに起きなきゃ直るもんも直らないよ」「でも、頭だから難しいよ」これはゼェーさん。「うん、難しい」さすが、自分も頭をやられてるだけあって詳しい。

談話室で朝飯後。「味が薄いのよ」おばさんたちが5人ほど残っている。名越さんは、藤原さん退院後、4人ほどのおばさんグループを束ねたようだ。素早い動きである。「糖尿は薄味なの」腎臓や血圧に関係するとそうなりますが、まあ、僕は特に。でも薄味だと量も減るし・・・「糖尿の人はそれでいいけど、あたしら、内臓は普通なんだから、ねえ」「もう、味しないもの」
前にも書いたけど、僕はここの食事は味が薄いとは思わない。長野生まれで結構濃い味で育ってきた僕が言うのだから間違いない。年寄りになると濃い味を好むというけれど、そういうことなのだろうか? 「それにさ、濃いときは濃いでしょう。わたしらだったら、ゴメン、今日、濃くなっちゃっただけどさ、こういうとこの人たちはねえ、ああ、腹立つ、薄いわ」この後まだまだ続いたのです。

昼食 ゆで卵80kcal 納豆90kcal[7] 御飯2分の1 120kcal[26,8] お吸い物(アサリ4、三つ葉)25kcal 鶏肉煮200kcal ほうれん草ソティ20kcal[3] 里芋煮(里芋4,イカ)120kcal[18]   655 [57]   +551=1206 +33,6=90,6
 御飯を半分残す。いやあ、こんなことができるようになったとは。ゆで卵と納豆は、こっそり病室で。少し、ぼうっとするがいつもより炭水化物が足りない状況に、身体が反応しているのか?鶏肉は、少し甘辛く味を付けたもの。結構な味でしたが、固まりで出てきたため、かみ切れないお年寄りが続出。メディカルアシスタントの伊藤さん、あちこちのテーブルを飛び回って大忙し。
そう言えば、この病院では薬は患者にまとめて渡さず、食事や朝、就寝前など、その時ごとに
手渡してくれる。

廊下で看護主任の吉岡さんに「オレ、明日退院するんだよね?」と聞くと「うーん、正式には決まってない」ええ、ほんと?「先生上がってきたら、聞きましょう。でも、あたしだったらどうするかな。ふふふ」ふふふ、とは何だ?

佐野先生来る。触診をして「だいぶ肝臓が柔らかくなりましたね」という。
検査の結果。非常によくなったのだ。良かった。まず血糖。
26日6時 92 朝後154昼前120昼後169夕前132夕後157 21時131
もっとも厳しい基準で考えると正常値ではないが、糖尿病ではなく境界型と診断される数値になった。ほかの数値も以下。
GOT40(基準値)
GPT85→76(目標35)
ガンマーGTP184→86(目標値50)
コレステロール209→180(目標100以下、糖尿の場合。一応正常値)
中性脂肪195→82(目標150以下、糖尿の場合。一応正常値)
HDLコレステロール49(いわゆる善玉コレステロール。基準値)
LDLコレステロール114,6(目標100以下、糖尿病の場合。120で基準)
※(総コレステロール=LDL+HDL+中性脂肪/5で計算)
尿酸6,8(正常値)
尿素窒素12,4(20まで正常)
クレアチニン(腎機能)0,8(正常値)

予定通り退院となった。気分としては、生きとし生けるものすべてに感謝。

平山さんの娘さんが来る。とても明るくて感じのいい人だ。明後日入居する施設に下見に行くらしい。外出許可を受けていた。まだ、退院のこと平山さんにいいづらく言っていない。

間食 牛乳128kcal[9,5](カフェオレ2)
夕食 納豆90kcal[7] 御飯2分の1120kcal[27] 味噌汁(麩、椎茸)80kcal[4,9] 鮭(衣付き、大根おろしぽん酢)210kcal[12] お浸し(小松菜、干しエビ、エノキ)15kcal リンゴ3分の140kcal[10,5]   555kcal[60] +1206+128=1789 +90,6+9,5=160,1
豆の煮物はなし。納豆をプラスして御飯を残す。

最後の夕食、皆が声をかけてくれる。
「最後だね」「まだ、明日のお昼までいるのよ」「だいぶ数字は落ちたの?」「結構長くいたね」「おめでとうございます」名越さんが「何キロ痩せた?」「4キロくらいですね」「ほら、宮ちゃん、4キロだって」「いや、あたしもここに来て4キロ痩せたのよ」「ああ、そうなの」「でも、入院する前に5キロ太ったから、後1キロで元通りなのよ」
 藤原さんが退院するときのことを思い出した。その日は夜の「リハビリ」後、談話室に人が集まった。看護婦の本間さんも交えて話をした。藤原さんの「最後の晩餐」の日だった。六ヶ月をここで過ごした藤原さんは、後は自宅からの通いのリハビリとなる。ゼェーさんと藤原さんが宮さんの頂き物のはっさくをもらったが、三人とも夏みかんの皮がむけない。大騒ぎで結局看護婦さんにやってもらった。そんな僕の知らない思い出話を皆がしている。大笑いしながら、宮さんが看護婦さんからハッサクをかくそうとするところや、ゼェーさんが一生懸命皮をむこうとするが、手に力が入らない様子など、マネをしている。皆、楽しそうだった。松原さんも、にこにこしていた。藤原さんがそっと席を立った。名越さんが「明日に備えて」ね、というと「いや、全然」「そうか、みんな退院していくんだね」
退院当日。何人か下の売店に集まってコーヒーを飲んだ。トーストを三つ取って7人くらいで分け合う。僕はコーヒーだけ。トーストとコーヒーで乾杯だ。急いで隠れて口に押し込む宮さん。ゼェーさんが言った。「もう二度と会えないね、今生の別れだね。」やがて娘さんと息子さんが来て藤原さんが帰った。

高橋さんが名刺を持ってきてくれる。高橋さんは下北沢の「風神」という店のオーナーシェフ?だ。「オレも、土曜日退院だから」「もう、手大丈夫なんですか」と聞く。高橋さんは転んで、打ち所が悪く脊椎をやり手足がしびれているらしい。この前の外出では、店で水道の蛇口が締められず、びっくりしたという。センサーがついていて手をかざせば出る病院とは違うのだ。包丁を持って動かす作業療法をしているが、思ったようにいかないと先日きいたばかりだ。ようだ、僕は手のことを知らず「いやあ、もう普通に歩いてますね」と失礼なことを言ってしまったりしたので、よけいに高橋さんのことは気になっていたのだ。「うん。皿洗いからはじめさせてもらってね」と高橋さんは笑った。週末は店に出るという。必ず行きます、と言った。

リハビリロードを歩いていると、後ろを歩いていた宮さんが、走って追いかけてきた。「あんた、明日退院ならおばさん言っとくわ。目、気をつけてね。眼科に定期的に検診に行くのよ。おばさん、300くらいあったときに放っておいたのよ。お父さんもその時倒れてたし・・・。そしたら。ね、気をつけるのよ」「はい」「だって、おばさん、もう目が見えないのよ」わかった。宮ちゃん。眼科に行くよ。気をつける。

就寝直前、平山さんに退院を告げた。おめでとうございます、といって平山さんは話し始めた。「一生面倒見てくれるっていう娘が、新潟の方へ決まりそうだったのに、雪が多いから駄目だっていうんじゃ。転んだら危ないからじゃ。だからあったかい横浜の方にいくんじゃが、2,3ヶ月待つんじゃ。孫は電気大学と郵便局だから安心じゃ」まだ、行き先が決まらないようだ。「明日からは、ここでまた一人じゃ」でも、大丈夫ですよ平山さん。藤原さんが言ってたけど「まだ女性に反応するんだから立派なもんだ」です。頑張ってください。

本間ちゃんが、隣の病室の竹内さんに大声で話しているのが聞こえる。竹内さんは、ほとんど寝たきりでトイレにも介護がつかないと行けない。リハビリにもいきたがらないし、先生の言うこともなかなか聞かない。先生が「竹内さん、僕の言うこと聞かないなら、ここにいる必要ないよ」と言うのも聞いた。今、老人が治療のためでなく長期入院する滞在型入院が増えているらしい。そうした患者さんは、六ヶ月立つごとに病院を渡り歩く。だけど本間ちゃんは、竹内さんに何度も何度も話しかける。「ね、でもね、竹内さん。ここはね、患者さんが死んでいく病院じゃなくて、元気になっていく病院なの。ね。だからね」

※朝後20分ウォーキング(階段上り下り多め)
※昼後30分ウォーキング(階段上り下り多め)腕立て30
※夕後30分ウォーキング、腹筋50

1,水200×5 番茶200×3 計1600ml ニコレット×8
2,小×6(2)  大×1
3,78,5?  朝後 142/82 92 35,7
4,ビッグコミック 少年マガジン 少年サンデー 美食家列伝(文藝春秋ノーサイド編)読了
5,日刊スポーツ130円 焼き鳥290円 納豆110円 野菜の戦士(黄)150円 野菜の戦士(赤)150円 ゆで卵60円 少年マガジン220円 少年サンデー220円 ビッグコミック250円 コミックバンチ230円 消費税38円 読売新聞130円 オール読物840円 コーヒー120円×2 計3058円
6,なし
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20日目

外泊の名残で昨夜は11時頃就寝。六時に起きたが、何となく眠い。朝一で、採血。太いのに二本取る。針が太いので痛い。外は雨。花冷え、寒の戻り。凌平が本日手術。

コンビニで、卵、納豆、チーズ、オリーブオイルを買う。低炭水化物高タンパク食の実践をということだ。とりあえず内緒なので、こっそりと病室へ戻る。

朝食 スライスチーズ58kcal パン160kcal[28] スクランブルエッグ(卵、ミックスベジタブル)180kcal[6,5] ほうれん草ソティ15kcal[2]   413kcal[36,5]
cut 杏ジャム40kcal[10] 牛乳128kcal[9,5]
ジャムと牛乳を止め、チーズを加えた。パンは褐色の、酸っぱいような味と薫りがあったが、あれ、ソーダブレッドというパンだろうか。ミックスベジタブルは、思ったよりずっと糖質、カロリーがあるのです。

佐野先生来る。触診をして「肝臓の大きさがわかるんですよ」という。「ああ、だいぶいい感じですね」肝臓が小さくなったのだろうか? 触診は昔から重要な医学の要素だし、うちの親父も医者がさわった途端すぐに入院してくださいと言われ、結果余命3ヶ月のガンだった。専門家には触ってわかるのだろう。「お腹が小さくなりましたね」はい。「食事にも慣れてきたでしょう」はい。「脂肪肝の方も糖尿病の治療で大丈夫だと思いますよ」11時に再び採血。

お昼御飯の前、吉村さんが奥さんと一緒に行った。10人ほどが、エレベーター前で見送った。奥さんが「家族みたいにして頂いて・・・」名越さんが「一緒に歩いたもんね」本間ちゃんが「三階に来て、歩き始めてから明るくなったもんね」。僕は頭を下げた。一番仲のよかったゼェーさんは「がんばれよ、がんばれよ」と何度も繰り返した。ドリル朝までやれよ、とも言った。吉村さんの退院が決まってからゼェーさんは寂しそうだった。退院の日の天気予報が雨だと「雨だ、雨だ、よかったね、よかったね。雨だから中止だ」「嘘つきだなぁ、先に行くなんて。オレより、先に帰っちまうんだ」「今日の夜、首シメにいっちゃおうかな、退院できないように」「鶏じゃないっつーの」「ドリルまだ全部終わってないジャン。退院できなジャン。」そんなことを何度も言った。そういえば「こいつは頭が病気だけど、俺は身体障害者、二人併せりゃ一人前だ」という名台詞もあった。介護保険の認定に係官が来たときは、「おい、演技しろ、演技。オレで5だから、おまえは2も難しいぞ。こんな感じで」身体障害者が身体障害者のマネをするのを初めて見た。「おまえ、タバコ吸ってないって、本間ちゃんにいったろ」「そいうしかないちょ」。
名越さんが「仲良かったもんねぇ」というとゼェーさんはぼそぼそと「うー。この人いるから、ゆっくりできた」と言った。吉村さんはよくわからなかったらしい。「ほら、頭おかしいからおれのいってんのわかんねえんだ」 エレベーターがしまって姿が見えなくなるとゼェーさんは真っ赤な目をして「さあ、御飯、御飯」と言った。

二人の関係は「アルジャーノンに花束を」や「フェイク」を思い起こさせた。直っていく身体障害者(エリートサラリーマン)と治らない身体障害者(ブルーカラー)の友情物語もいいな、と罪深くも作家はすぐに考えてしまう。

昼食 納豆90kcal[7] けんちんうどん(里芋、ゴボウ、人参、コンニャク、大根、豚肉、油揚げ)400kcal[60] 生姜甘酢漬け20kcal 卵焼き40kcal ポテトサラダ(ジャガイモ、チーズ、マカロニ、キューリ、人参、プチトマト)120kcal[20] ゼリー 30kcal  680[90]
cut いなり寿司一個、うどん3分の1残す。かわりに納豆。
うどんの方が、多少伸びてもソバより食える。味もまあまあ。しかし、これが量が多いのだ。うどん玉、通常の2から3割マシは絶対ある。ほとんどの人がいくらお年寄りとはいえ食べきれないのだから。それにいなり寿司。何故だ?! あまりの糖質の多さに恐れをなし、結構残した。糖質が多くGI値が比較的高いうどん、食べたかった稲荷寿司を残した効果は出るのか。

ゼェーさんもまもなく退院だ。寿司にするかトンカツにするか、退院の日のご馳走を迷っているらしい。どちらも車いすで大丈夫な店があると嬉しそうに言っていた。
宮ちゃんは、今日週に一度の血糖検査。いつものまして歩いている。昼の後のリハビリロードで「今だけやっても駄目なんだけどね」と言いながら僕より速いスピードで走り回っていた。

本日、somos友の会の河合さんよりメール。Somosは糖尿病患者のための会。この会に入会したのだ。これについてはまた詳細を書こうと思う。少しだけ紹介すると、「0nムline糖尿病ウォッチャー」のweb master河合さんは、「自分の『糖尿病』について、もっとよく理解したいと思いました。そして効果的なコントロールを目指しました。熱中するあまり、なんとアメリカ糖尿病学会のメンバーにまでなってしまいました。そうなんです。私は『最強の糖尿病患者』なのです。」という医師ではない一般の方。

間食 牛乳128kcal[9,5](カフェオレ2)
夕食 納豆90kcal[7] ゆで卵80kcal 御飯3分の2 160kcal[35,6] がんもどき煮(大根おろし、人参、鶏肉、ネギ)250kcal  和え物(もやし、さつまあげ、カイワレ)25kcal 味噌汁(大根)45kcal[5] 漬け物20kcal[5]        660kcal [52]   1879[188]
いやあ、驚くような物が出た。最初は、ああ、豆腐に火を通しすぎたなと思った。豆腐にスがたっていたからだ。しかし、人参は練り込んであるし、形は妙だ。「なんだか、がんもどきの回りを取ったみたいだなあ」と冗談で言うと、本当だった。周りの人のお皿には、がんもどきの煮たのがのっていたのだ。私のは、がんもどきの回りの皮、つまり油で揚げて茶色になった部分を取り除いたもの。たぶん、調理の人が調理が住んでから、手でむいていったのだと思う。よくやることなのだろうか? 栄養士の指示に思いあまっての行動なのか? 揚げものや天ぷらの衣を取るのはカロリー制限のためによくやる手だが。ああ、びっくりした。結構、無惨な姿だった。従ってがんもどきのカロリーは計算しがたいが、100kcalほど少なくしてみた。白米3分の1、がんもどき三口は配偶者が片づけた。

「明後日、退院することになりました」「おめでとう」リハビリロードをまた保さんと一緒に歩いた。「今日来てたの奥さん?」「ええ」「若いね。あんまり大きくないでしょ」「え、」「女はあんまり大きいのはね」もう、話も出来なくなると思うと自然に歩みが遅くなって保さんにあわせてしまう。「もてたでしょ」いえいえ。「オレも、そういうときあったんだよな」インスリンのことを聞いてみる。「1年半ぐらい前から。もう二十年くらい前に糖尿って言われたんだけど、入院とかしたことなかったし、大切にしなかったからなぁ」2型の患者が血糖値をコントロールし合併症を逃れたとしても、何十年後かにはインスリンを打つようになると言われている。膵臓のインスリンを作る細胞がすでに蝕まれはじめているためだ。この進行は遅らせることは出来ても確実に進んでいく。「若い頃は面白いことあるでしょ」「保さん、生まれはどこですか」「品川」それから、初体験の話、マスターベーションの話をした。僕の初体験の年を聞かれたので答えると「そりゃ、遅いなあ。あんたの年にしちゃ」保さんは、十九歳の時だったという。僕らの頃は、もう公式にはそういう場所がなかったですから・・・、ともじもじというと「そうか」といった。「へえ、お父さんは十一年生まれ? ずいぶん早くなくなったんだねえ。オレより少し下か・・・」保さんは、いじめられっこだった。「弁当なんか食べられちゃってさ。学校行くのイヤだったな」僕も小学校の時はいじめられたんですよ。「丈夫そうなのになぁ。でも、生きてりゃね、面白いこともあるさ」そうですよね、と答えたらなんだか泣きそうになった。「お互い、丈夫に長生きしましょう。面白いこともあるから。それじゃ」保さんは3階へ上がっていった。ああ、保さん、わかったよ。丈夫に長生きするよ。僕は、もう少し歩いた。

カロリー、糖質とも、ちょいと目標を上回ったが、血糖値はごらんの通り、いい値をキープ。炭水化物のコントロールを中心に考えていくことで、もう間違いないだろう。カロリーも体重が目標の70キロ(という目標なのだ)までは、かなり気にしていくつもりだが。
今日の採血は、朝、昼前、夜前、就寝前の四回。朝は、血液検査用の分も取った。従って、各食事後の血糖値は自己測定である。

26日6時   朝後154昼前 昼後169夕前 夕後157 21時
※朝後30分ウォーキング(階段上り下り多め)
※昼後30分ウォーキング
※夕後30分ウォーキング、腹筋50、腕立て30

1,水200×3 番茶200×3 計1200ml ニコレット×5
2,小×6(2)  大×0
3,78,3?  朝後122/70  78 35,5
4,FRIDAY  AERA 読了
5,納豆110円 スライスチーズ200円 オリーブオイル348円 ゆで卵60円 FRIDEY270円 日刊スポーツ130円 消費税35円 缶コーヒー120円×2 コーヒー200×2円 計1393円
6,配偶者(コーヒー)
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19日目

七時過ぎに起床。

朝食 レタス半分(オリーブオイル2)260cal[5,4] 納豆(ネギ)小1パック80kcal ゆで卵80cal 味噌汁(豆腐、油揚げ、ネギ)240cal[16] 660 [23]

炭水化物を取らなくても、全く空腹感はない。カロリーは多少オーバー気味。ちょいと仕事もあるし、朝後の運動をカットしてみよう。どんな数字が出るか。しかし、大豆食品はいい。身体が喜ぶ感じがとてもする。

間食 牛乳100ml80cal[5,7]
昼食 ひじきの煮付け(ひじき、油揚げ)100kcalトースト1210kcal[34] アリオリ(オリーブオイル2 ニンニク2 卵黄)254kcal[5]牛乳100ml 60cal[4] 625kcal [41]
アリオリが滅茶苦茶うまく感じる。この分なら黄身抜きでも結構うまそうだ。アリオリは、スペイン料理の肉や魚についているオリーブオイルのマヨネーズのようなものです。作るとき乳化させるのにちょいとコツあり。

3時過ぎに事務所によって病院に戻る。最大の難関だなあ、と思っていたタバコは娑婆でも何とかクリア。ニコレットの数も増えず。ただし、やはり外の方が誘惑が多い。知らない人が吸っているのを立ち止まってしばらく見つめてしまう。心理的な依存が残っている状態。
雄三が劇団の会計報告にやってくる。嬉しいことがあった。もうあきらめていた金が振り込まれていたのだ。お金もだが、その人の気持ちが嬉しかった。金で世界を狭くしてはいけない。
帰ると、風呂の日ですぐ湯船に。なんだか家に帰って歓迎されているようで面はゆい。出ると血圧測定。血圧計は、看護婦さんが売り場で自分で人体実験をした結果「テルモ」というメーカーが誤差が少ないそうだ。最初にドクンと来たところが上の血圧で、そこで誤差をみるそうだ。(うまく説明できない)

佐野先生が来る。「200以上は問題ですけど、外泊して上がってないのはいいねえ。大抵上がるもんだけど」「やっていけそうですか。200以上なら薬使わなきゃいかんかなとも思ったけど。これならなあ」食べるものの内容で違う話をすると、カロリーだけでなく、そういうことがあると認めてくれた。また、早食いは血糖値を上げるという。結局28日に退院することに一応決定。明日、明後日最終的に検査をして、決めることになった。血糖測定器の最初の開発に、佐野先生も参加していたそうだ。「昔は、ずいぶんと大きくてね、便利になったでしょう」

夕食 御飯一杯(240kcal)[54] ミネストローネ(キャベツ、人参、セロリ)40kcal[10]
ミートローフ(ケチャップ、人参、ブロッコリー付け合わせ)200kcal[20] 目玉焼き120kcal金平40kcal[6]      640kcal[90] [154]
病院の食事は、やはりわびしいね。平山さんと同じテーブルで、結局一言も話さず食べたこともあるんだろうけど。ここでは、お皿もプラスチックだけど悪くないし、味もまあまあ。椅子もテーブルも病院とは思えないところだけど、それでもやはり。ミートローフ結構な味でした。金平も薄く切ってあったにもかかわらず、歯ごたえ残っていて結構でした。目玉焼きは、何も味付けがなかったけど、結構食べられました。驚きです。GI値が高い人参が結構出てきたけどどんなものだろう?

久しぶりに一階ロビーの「リハビリロード」を歩く。皆が、帰ってきたんだね、やっぱり今月退院?、外泊で血糖値上がった?、などと声をかけてくれる。嬉しいものだ。「検査してからなんですけど、28日の予定です」にこにこして答えてしまう。宮ちゃんが、みんないなくなっちゃう、と言った。

今日、11日から20日までの請求書が来る。
保険分48710(投薬料602検査料1345画像診断料259入院料14030など)+7800(食費)。自己負担分 50000(室料差額)5900(電気持ち込み)タオルパジャマリース8190
計120600円。ある資料で糖尿病患者の平均入院日数39日、一日平均医療費10500円というのを見た。そんなものなのだろう。決して安くはないが。前回の50396円と併せて、170996円ナリ。請求書にはメモが入っていて、「4月からの診療報酬改正に伴う入院費変更について説明をさせて頂きます。」とあった。

夕食後2時間血糖値が200を越える。やはり白米がいかんのか?

25日    朝後134昼前125昼後132夕前115夕後238 22時155
※昼前、40分ウォーキング
※昼後、20分ウォーキング
※夕後、30分ウォーキング、腹筋50、腕立て30、背筋30、ストレッチ

1,水200×3 番茶200×1 計700ml ニコレット×8
2,小×7(1)  大×1
3, 78,4? 体脂肪率25、5  風呂上がり125/94 102 36,9
4,スピリッツ ヤングマガジン ビッグコミック 週刊ポスト読了
5,書籍、雑誌11614円 交通費210円 計11824円
6, 加藤雄三様 小澤浩明様(「新しい単位」書籍)
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18日目

昨日は久しぶりに11時頃寝たが、朝はやはり6時頃に自然に目が覚める。配偶者は、久しぶりの休みなので起こさず、昨日の残りを中心に食事を作る。

朝食 サラダ(セロリ、レタス、味わいドレッシング胡麻大さじ2杯オリーブ油)295kcal[7,8] 味噌汁(豆腐、ネギ、油揚げ)200kcal[8] 玉ねぎ切り干し大根ひじきぽん酢マヨネーズ和え(185kcal)[8]  漬け物20kcal[3] 650kcal「26,8」
 味噌汁がうまくてうまくて三杯食べてしまった。出汁を取ると違う。牛乳と納豆を間食に回す。しかし、糖質が少し少ないか。

家の近所を散歩する。歩いて見るのは初めての道も多い。これから結構楽しみかもしれない。
案の定、血糖値は全く上がってない。しかし、これはいくら何でもあがらなすぎかな? 炭水化物の最大の利用者は脳で、黙っていても1日120gを消費していく。スーパーコンピュータの何台分かの電源を入れっぱなしにしているようなものだ。だから一日150gの炭水化物は最低人間が生きるためには必要だ。断食道場などに行くとどうなるか。これは、文字通り筋肉を削ってエネルギーを作り出すのですね。糖尿が進むと痩せてくるのも同じ理屈です。ブドウ糖がうまく利用できないので筋肉を削るのです。食べても食べても痩せていくという不可思議にも恐ろしい事態。だから糖尿病患者には断食道場などもってのほかなのです。

仕事の関係で、ビートルズを聞く。高校の時の古いカセットテープを発見。赤ビートルズ、青ビートルズと言われた代表曲を年代別にわけた奴だ。ビートルズが生まれた60年代初頭の話を書くことになりそうなので「青」なのです。Please please me 懐かしいなあ、やっぱり。

大島より電話。見舞いにいってくれたらしい。申し訳ないと謝る。日曜日は案外こんなことがあるのだ。見舞いは気をつけよう。

間食 カフェオレ 牛乳64kcal[4,25]
昼食 スパゲティ(鯖香草焼き、しめじ、にんにく)530kcal[35] サラダ(レタス、にんにく酢、塩、胡椒)豆腐スープ(豆腐、ネギ、大根おろし、中華スープ)40kcal  カフェオレ 牛乳64kcal[4,25] 657kcal[40] 

 文化村のオーチャードホールに打ち合わせに出かけ、熊川哲也を見る。「ボレロ」「若者と死」。見てよかったというべきだろう。生で「舞踊」を見るのは、学生のときのモーリスベジャール以来か。実は、衛星放送のシアターチャンネルでよくバレエを見ているのだが、芝居以上に生と映像は違うものだと感じた。無論、生の物だろう。

夕食(外食) 和え物(鶏肉、キューリ、ネギ、トマト、和風ドレッシング)30kcal 生中ジョッキ160kcal[13] 焼酎お湯割り梅干し入り50kcal[5] 大根サラダ(トマト、じゃこ、カイワレ、レタス)30cal[10] 刺身(エビ、うに、馬刺、ほたて)180kcal 枝豆80kcal[5,2]焼き鳥(ささみ、胸肉)40kcal 生春巻き(蒸し鶏、エビ、キューリ)70kcal[7] レタスサラダ(レタス、オリーブドレッシング)50kcal[4]  690kcal[45]

血糖値は以下。
朝前136朝後137昼前125昼後179夕前?夕後155 23時123
炭水化物を多くとるとカロリーと関係なく血糖が上がることは間違いないだろう。
あとは、バランスを考えていこうと思う。まずは、体重をもう5キロほど落とさなくてはなるまい。いつまでも、こんなにカロリーや糖質を計算してはいられない。三ヶ月で自分なりのやり方を身につけたいものだ。そのためにも手軽にいつでも計測できる血糖測定器は味方だ。なぜ、これをみんな持っていないかまったくわからん。
ほんの20年ほど前の糖尿病の食事指導は、料理をしたこともない医者が台所に入ったこともない患者に指導をするという、ブラックな世界だったらしい。しかし、今でも、料理を作るという観点から言えば、全く糖尿病食の指導はひどい。食事のことだけ考えていられる人ならともかく、面倒くさく手間がかかるのだ。日本では、ガンの痛みさえも患者は我慢しなければならないというような風潮があるが、ようはいかに患者が人間らしい文化的な生活を送れるか、ということだろうと思う。「食品交換表」は糖尿病学会が発行している食事療法のガイドだが、見事にこうした視点が欠落している。まず使い方を理解するまでに手間が掛かり、理解したら、それを実行することの困難さに絶句する。だいたい私のように料理が趣味で料理法や材料のことをある程度理解出来ればまだいいとしても、普通の男性は外食なんかしたらまったくわからんくなっちゃいうんじゃないだろうか。難しかろうと思う。ほんとに一冊本書こうかなぁ。

貸本小説、読了。鶴さんの差し入れだが、怪本。貸本漫画は復刻もされているが、貸本小説については具体的に初めていろいろと知ることが多かった。著者は、私web writerと同じ年齢。貸本の研究者だそうだがその労に感服。いってみれば、貸本小説は、漫画界の「漫画ゴラク」、映像なら予算の少ないVシネ、といったら怒られるか。それらのもっとチープなもの。しかし、
珍想、奇想、トンデモ本の宝庫だ。貸本小説を書いていた作家のキャラクターも面白い。ホームレスで盗みや強盗で身を持ち崩していくのがいるし、僕の地元出身で「開校以来の不良」もいる。このあたり面白いので、僕も少し調べてみるつもりだ。

※朝後 30分のウォーキング、腹筋60回、ダンベル
※昼後 20分のウォーキング。
※夜後 40分のウォーキング。

1,水200×4 ジャスミンティ100×1 緑茶100×2 計1100ml ニコレット8  
2,小×7(1)  大×1
3, 78,9? 体脂肪率25
4, 「貸本小説」末長昭二(アスペクト)読了
5,熊川パンフレット3000円 交通費540円 食事3700円 計7240円
6, お見舞い 大島徹様ゆかり様(いなくてごめん) 三浦様より(お見舞い5000円)
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終了しました
震災による休演もございましたが、劇場の協力を得て代替公演を行ない、予定通りのステージ数を終えました。困難な状況の中ご来場くださったお客様に、心より感謝致します。また、ご協力くださった方々、お心をお寄せくださった皆様にも。本当にありがとうございました。

『死刑執行人
~山田浅右衛門とサンソン』



共同体の和を著しく乱した者は
生きる権利を失う
彼らの存在を世から消す
それが死刑執行人

[会場]
テアトルBONBON
中野駅徒歩5分

[タイムテーブル]
3月9日(水)~15日(火)
9日(水) 19:00
10日(木) 19:00
11日(金) 19:00
12日(土) 14:00
13日(日) 14:00/19:00
14日(月) 14:00/19:00
15日(火) 14:00

詳細は公式サイトでご確認ください
プロフィール

丸尾聡

Author:丸尾聡
○劇作家・演出家・シナリオライター・俳優
○“世の中と演劇するオフィスプロジェクトM”代表


糖尿病演劇人として、日々戦いの毎日
代表作に、戯曲『飯綱おろし』『海峡を越えた女』『離宮のタルト』、オーディオドラマ『バッテリー』『精霊の守り人』『残置物処理班』など

ワークショップ
*開催日程は公式サイト
 ご確認ください

■ベーシック・ワークショップ
 『声のれっすん
俳優志望者・スキルアップを目指す俳優、そして劇作家や演出家とその卵。幅広い演劇人のためのワークショップ。参加申込みは随時。

■戯曲創作ワークショップ
 『劇作のれっすん
構想を戯曲化したい方、書き上げた戯曲をリライトしたい方のため講座。
*短期リライトコース受付中!
 ⇒最終稿まで、面談または
  メール個人指導
*単日セミナー随時開催!

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  過去ログはこちらです
2010年の仕事
'09~'10年 劇団ポプラ
三年寝太郎物語
*脚本・演出(全国巡演中)
オズの魔法使い
*演出
'10年3月 プロジェクトM
ダイニング・キッチン
*作・演出(新作書き下ろし)

'10年9月 レクラム舎
星からの伝言
*脚本

'10年10月 プロジェクトM
夕空はれて
*演出
'11年3月 プロジェクトM
死刑執行人(仮題)』
*作・演出(新作書き下ろし)
近年の舞台作品
10年3月/プロジェクトM
ダイニング・キッチン
*作/演出
(テアトルBONBON)

09年11月/プロジェクトM
飯縄おろし
*作/演出
(タイニイアリス)

09年8月/プロジェクトM
この夜の終わりの美しい窓
*芸術監督
(タイニイアリス)
09年3月/プロジェクトM
離宮のタルト
*作・演出
(相鉄本多劇場/サンモールスタジオ/松本ピカデリーホール/長野ネオンホール/千葉神崎ふれあいプラザ) 『離宮のタルト』DSC01149 『離宮のタルト』DSC01132

08年7月/プロジェクトM
料理人~RIO/喰らう/kurau~
*構成・演出
(こまばアゴラ劇場)
『料理人~RIO:喰らう:kurau~』DSCF2176 『料理人~RIO:喰らう:kurau~』DSCF2446

08年2~3月/プロジェクトM
ファイル/残置物処理班
*作・演出
(サンモールスタジオ/相鉄本多劇場/長野ネオンホール/松本ピカデリーホール)


07年4月~現在/劇団ポプラ
三年寝太郎物語
*脚本・演出
(全国巡演)
近年のラジオ作品
NHK-FM 青春アドベンチャー
『世界でたったひとりの子』脚本
09年1月19~30日 全10回
NHK-FM FMシアター
『残置物処理班』脚本
08年3月8日/10月18日(再放送)
*文化庁芸術祭参加作品
*ABU(アジア・太平洋放送連合)賞、ラジオ ドラマ部門最優秀賞受賞
NHK-FM青春アドベンチャー
『闇の守り人』脚本
07年4月16~27日 全10回
NHK-FM青春アドベンチャー
『精霊の守り人』脚本
07年4月2~13日 全10回(再放送)
DVD・上演台本
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旧作から新作まで、上演作品のDVD・台本を販売しています