ラジオドラマはおもしろい
ラジオドラマはおもしろい。
さっきTwitterに流した情報。
本日より連続15回、丸尾聡出演ラジオドラマ再放送。NHK-FM青春アドベンチャー『ラジオキラー』22:45~ 丸尾出演は、5,8,9,11話。5話では「湾岸署」斉藤暁さんと絡むヘリコプター乗り。他出演、高橋和也 大高洋夫 鳥居しのぶ 団時朗 安原義人
聞いたことがない人はぜひ聞いてみてください。
NHKでは、この青春アドベンチャーという枠と、60分の一話完結「FMシアター」というのを毎週土曜日の22時から放送してます。
映像より舞台に近い、感じかな。
ラジオだから、音が重要。音楽や効果音と、セリフ。これが二本柱。
そして、映像や舞台よりラジオドラマに適している世界というのも当然ある。
たとえば、真っ暗闇の洞窟。映像や舞台だと、もちろん少しは見えるようにしなければ成立しないから、どうしてもウソっぽくなる。守人シリーズの「闇の守人」を書いたときに洞窟のシーンがたくさんあったのだけれど、これはラジオならではの効果があった。
それから、現実から内面的な世界へ、あるいは幻想的なシーンに飛んだりするとき。
聞き手の想像力でどこまでも世界を飛ばせるのがラジオの面白さの一つだろう。
また魅力的な俳優さんたちが多く出演するのもいい。
NHKのラジオドラマは、舞台俳優が多い。テレビほど視聴率を気にしないという部分もあるだろうし、俳優にとって声だけで勝負するラジオドラマは、怖いものでぼろが出やすい。下手な俳優はほんと聞いていられないところがあるのだ。舞台だと味で勝負もあるし、映像だといいとこどりで、しかも容姿によるところが大きいから。
わたしも、どれだけディレクターと話しをしながら、俳優のリクエストをしたか。
三田和代さん、渡辺美佐子さん、有薗芳記さん、三谷昇さん、大谷亮介さん、佐戸井けん太さん、旺なつきさん、
山崎銀之丞さん、酒向芳さん、若松武史さん、大沢健さん、などなど。
なかなか贅沢でしょ。この人たちが、みな、私の書いたセリフをしゃべってくれたんだからそれはそれは幸せです。
もちろん最終的にはディレクターがキャスティングするのだけれど、書く方も結構俳優のイメージを浮かべながら書くし、書いている途中に俳優が決まったりすると、急に筆の運びがスムーズになったり。
俳優さんもラジオなら出たい、いう人が本当にたくさんいる。
セリフを覚えなくてもいい、ってこともあるんだが。
わたしは、1996年に第一回劇作家協会新人戯曲賞優秀賞を「INAMURA走れ」で頂いた後に、『劇作家シリーズ』という枠で最初に書かせてもらったのが、「ブレックファストゲーム」
いや、何回書き直しさせられたかなあ。
2回や3回ではきかない。
一度嫌になって、書き直しの打合せの前にへべれけに。
かかってきたディレクターからの電話に「ひや、もうはめです」
松本順さんは心得たもので、「じゃあ、丸尾さん明日ね」
しっかり書き直しましたよ。
当時はメールがなかったから、バイク便が事務所の下で原稿上がるの待ってたり。
お世話になった松本さんも今はもういない。
テレビなどの作家孤立無縁状態と違い、ラジオはじっくりとディレクターと作れるのも楽しい。
それから一年に一本くらいのペースで書かせていただいている。もう10本は超えているよう。
劇団のHPにラジオドラマの仕事をK女史がまとめてくれている。
http://www.promstage.com/category/6/blogid/1
井上ひさしさんと最後にお会いした時言われたのは、
「丸尾さん、最近ラジオでいい仕事をしていますね」
嬉しかった。
入院直前だったはずだが、これからも聞きますよ、と言っていただいた。
そうそう、結構頻繁に創作シナリオの募集をしているから、新人の登竜門的な要素もある。
おそらく近い将来、NHKのラジオドラマ(NHKではオーディオドラマが正式呼称)も、ネットで配信される流れのよう。
高齢化社会にあって、この形式のドラマ、わりと廃れないんじゃないかな。
NHKのラジオドラマの放送予定は以下から。
http://www.nhk.or.jp/audio/
さっきTwitterに流した情報。
本日より連続15回、丸尾聡出演ラジオドラマ再放送。NHK-FM青春アドベンチャー『ラジオキラー』22:45~ 丸尾出演は、5,8,9,11話。5話では「湾岸署」斉藤暁さんと絡むヘリコプター乗り。他出演、高橋和也 大高洋夫 鳥居しのぶ 団時朗 安原義人
聞いたことがない人はぜひ聞いてみてください。
NHKでは、この青春アドベンチャーという枠と、60分の一話完結「FMシアター」というのを毎週土曜日の22時から放送してます。
映像より舞台に近い、感じかな。
ラジオだから、音が重要。音楽や効果音と、セリフ。これが二本柱。
そして、映像や舞台よりラジオドラマに適している世界というのも当然ある。
たとえば、真っ暗闇の洞窟。映像や舞台だと、もちろん少しは見えるようにしなければ成立しないから、どうしてもウソっぽくなる。守人シリーズの「闇の守人」を書いたときに洞窟のシーンがたくさんあったのだけれど、これはラジオならではの効果があった。
それから、現実から内面的な世界へ、あるいは幻想的なシーンに飛んだりするとき。
聞き手の想像力でどこまでも世界を飛ばせるのがラジオの面白さの一つだろう。
また魅力的な俳優さんたちが多く出演するのもいい。
NHKのラジオドラマは、舞台俳優が多い。テレビほど視聴率を気にしないという部分もあるだろうし、俳優にとって声だけで勝負するラジオドラマは、怖いものでぼろが出やすい。下手な俳優はほんと聞いていられないところがあるのだ。舞台だと味で勝負もあるし、映像だといいとこどりで、しかも容姿によるところが大きいから。
わたしも、どれだけディレクターと話しをしながら、俳優のリクエストをしたか。
三田和代さん、渡辺美佐子さん、有薗芳記さん、三谷昇さん、大谷亮介さん、佐戸井けん太さん、旺なつきさん、
山崎銀之丞さん、酒向芳さん、若松武史さん、大沢健さん、などなど。
なかなか贅沢でしょ。この人たちが、みな、私の書いたセリフをしゃべってくれたんだからそれはそれは幸せです。
もちろん最終的にはディレクターがキャスティングするのだけれど、書く方も結構俳優のイメージを浮かべながら書くし、書いている途中に俳優が決まったりすると、急に筆の運びがスムーズになったり。
俳優さんもラジオなら出たい、いう人が本当にたくさんいる。
セリフを覚えなくてもいい、ってこともあるんだが。
わたしは、1996年に第一回劇作家協会新人戯曲賞優秀賞を「INAMURA走れ」で頂いた後に、『劇作家シリーズ』という枠で最初に書かせてもらったのが、「ブレックファストゲーム」
いや、何回書き直しさせられたかなあ。
2回や3回ではきかない。
一度嫌になって、書き直しの打合せの前にへべれけに。
かかってきたディレクターからの電話に「ひや、もうはめです」
松本順さんは心得たもので、「じゃあ、丸尾さん明日ね」
しっかり書き直しましたよ。
当時はメールがなかったから、バイク便が事務所の下で原稿上がるの待ってたり。
お世話になった松本さんも今はもういない。
テレビなどの作家孤立無縁状態と違い、ラジオはじっくりとディレクターと作れるのも楽しい。
それから一年に一本くらいのペースで書かせていただいている。もう10本は超えているよう。
劇団のHPにラジオドラマの仕事をK女史がまとめてくれている。
http://www.promstage.com/category/6/blogid/1
井上ひさしさんと最後にお会いした時言われたのは、
「丸尾さん、最近ラジオでいい仕事をしていますね」
嬉しかった。
入院直前だったはずだが、これからも聞きますよ、と言っていただいた。
そうそう、結構頻繁に創作シナリオの募集をしているから、新人の登竜門的な要素もある。
おそらく近い将来、NHKのラジオドラマ(NHKではオーディオドラマが正式呼称)も、ネットで配信される流れのよう。
高齢化社会にあって、この形式のドラマ、わりと廃れないんじゃないかな。
NHKのラジオドラマの放送予定は以下から。
http://www.nhk.or.jp/audio/