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丸尾聡の死ぬまで日記 復活編

平成大震災 芝居録2

劇場に入る。
「俺は、舞台に行くから、楽屋見てくれ」
伊藤南咲に言って、小屋のスタッフと舞台に。
大道具は無事のようだ。
照明も見た目は大丈夫。
「照明さん来たら、全部下ろして、チェックしてもらえますか」
「ああ、わかってる」
もう一人のスタッフが来る。
「とりあえず、僕の方で点検します」

楽屋に行く。
「どうだ」
「衣装が一つ二つ落ちただけですね」
テアトルBONBONは、完成して二年経っていない新しい劇場。キャパシティ100人ほどの小劇場だが、設備はかなりいい。耐震も規制が強化されてからの建物なので、そういうこともあったのだろう。


劇場の事務所に行き、情報を集める。
現在、都内は列車は全線止まっていることがわかる。
東北など震源地に近いところはひどいやられようであることは、確かだが、まだ、この時点で詳細はわからなかった。
「東北なのか? なんで、こっちがあんなに揺れたんだろう」
「今日のソアレ公演どうしますか」
「一応、やる方向で準備します」

スタッフ、俳優に連絡を取る。
電話は通じない。メールも届いているのかどうか。
お客が来るかどうかはともかく、キャスト、スタッフがいなければ公演は出来ない。
特に、今回、千葉の佐倉市や神奈川の三ツ境など家が遠い俳優が多い。
わたしだって、たまたま中野に来ていなかったら、相当苦労するはずだ。
(後で、小山と横澤が実証)

「全員、手段を講じて、劇場へ集合」と流す。

集合時間である16時。まだ半数ぐらいしかそろわない。
連絡が取れていない人間もいる。
西船橋で足止めを食らった中農、それから横浜までもまだ出られない深尾は危なそうだ。
皆には、やる方向、とだけ伝える。
劇場へも問合せの電話が入り始める。
「一応やる方向だが、17時頃の時点で決断する」と対応を指示。

隣の劇場の舞台監督が、劇場と一緒に話さないかと言ってくる。ポケットの舞台監督も一緒。
うちは、私がプロデューサーで責任者なので、わたしが行こうという。
同じポケットスクエアで公演中の、二つの団体は、公演中止の方向で考えていることがわかった。
たしかに、お客さんに伝えるのも、時間的にリミットだ。

ポケットスクエアの事務所。
支配人の笠原さんとは、まだ連絡が取れない状態だそうだ。
笠原さんも、気が気ではなかろう。
中野駅は、老朽化しているため、現在封鎖中との情報も入ってくる。

劇場の基本方針は、公演自体を団体が責任もって行うなら劇場側でストップはしない、というもの。
貸し小屋としては、妥当な対応であろうと思う。
他の二つの集団は、劇場側にジャッジしてほしい感じがありあり。
筋が違うような気もしたが、若い集団でもあり、また劇場も責任者がいない状態。そこで提案する。
「今日については、劇場の保守点検のため、ポケットスクエア全治で中止ということで、仕方ないんじゃないかな。正直、そういう理由付けの方が、劇団としても助かる」
劇場側も、それでいいならということで、方針は決定。
本日の公演は中止となった。

違和感はあった。
基本的に劇場は無事、装置も無事。
やれるのにやらない、中止にしたいという話。
決して非難するのでもなく、「責任をとれない」という発想は、あまりわたしが演劇をしている地点からは見えてこない言葉。何に対して責任を取り、そして責任を取れないのだろう。
この時点で、自粛、という言葉さえ思い当たらなかったが、もうこの翌日からは、この言葉と「不謹慎」という言葉が私たちに降り掛かることになった。それは、また後で。

おそらく、この日、上演すれば、数は分からぬがお客さんは来たであろう。
(実際、流山児事務所はこの日公演を行い、観客は5名であったと後日聞いた)
わたしにとっては、やはり、まずは物理的な問題であった。俳優が来なければ舞台は出来ない。
代役も考えたが、それも現時点で四人いない状況では、やはり無理だった。


初めての経験である。
横浜のフリンジフェスが、台風で野外のテントが飛び、中止はあったが。プロジェクトMの公演ではなかった。

なんにせよ、わたしは仕方がない、という気持ちにはなれなかった。もちろんこの時点では、様々な情報がまだ未確認であったこともあるが、違和感があった。

出演者にお客さんへの告知を指示。
HP、Twitter、ブログに告知する。
他の二つの劇団含めたポケットスクエア全体が、今日の公演を中止する旨、各劇団のチャンネルで流すことを申し合わせている。

照明の小関さん、音響の鶴岡さんは歩いて。舞台監督も歩いて。
一功さんはバイクで。バスを乗り継いだり、新宿から走ってきた上條もいた。
小山と横澤は、生田から、今、環状7号を徒歩で移動中だそうだ。やはり開演時間には間に合わないだろう。

中農と深尾は、どうにも動けず劇場入りを断念。
明日の劇場入り手段を考えるよう、指示する。

劇場にいる人間で受付時間は、残り、来るかもしれないお客さんに対応することを決める。

少し落ち着く。というか、ほかにもうやれることがない。
何人かに連絡する。電話はまだ通じない。
親はメールがない。連絡つかず。劇作家協会は本が崩れたり相当な状況のようだが、とりあえず事務局長もK女史も無事とのこと。アゴラで公演中のチャリT企画も、本日は中止するとのこと。
情報が徐々に入ってくる。津波の被害が相当ひどいらしい。

「今日、泊まっていいですかね」
「ええ、もちろんです」

少なくても、私は帰れそうにないし、帰ったら明日来られるかわからない。劇場に泊まることにする。
平沼寧に電話。「キャーを見にいってくれ」
キャーはうちの猫。平沼は子育てお休み中の女優。事務所に近い。
「え。そんななの。地震ひどいの? 向ケ丘遊園にいたからかな、気がつかなかった」

しばらくして、平沼からメール。
「キャーは無事。事務所は相当やられてたけど、バラシの後の荷物を運び込んだ後の状態くらい」
ホッとする。二通目のメール。
「でも、テレビと電子レンジは落ちていて、電子レンジは戻した、本は床にたくさん落ちている」
やっぱり、ひどいじゃん。
しかし、まあ、あそこよくつぶれなかった。吉葉ストア2階1号室。

差し入れのビールを根本さんが出してくる。
やはり若い俳優たちは、いくぶん顔色が悪い。和田なども、明らかに、動揺している。
根本さん、小林さん、一功さんは、「えらいことになった」と言いつつやはり落ち着きがあり、救われる。
この劇場、普段はビールなどもってのほかだが、今は、よい。

結局、うまく連絡が取れたこと、お客さんも劇場へ確認の電話してきたことで、来場したお客さんはいなかった。
開演時間が15分ほど過ぎた所で、制作にもう少し残るようにお願いし「樽屋」に移動する。
皆、来るかと思ったが、家に帰れるメンバーはほぼ帰ったらしい。
照明の小関さん、根本さん、一功さん、南咲、上條、リアル、和田、残ったのはそんなところだったろうか。
樽屋は、ビンが倒れたくらいでほとんど被害はなかったようだ。
「樽屋」は、マスターが亡くなったばかり。急だった。中野で芝居をやると、チケットを買っていつも見に来てくれた。ママと、また問わず語りにそんな話しもぽつりぽつりと。
しかし、この日、あとどんな話しを飲みながらしたのか、ほとんど覚えていない。
Twitterで情報を集めていたことは確かだ。
やはり役に立った。
まず、都内で帰宅難民が大量に発生。公共施設や劇場で、受け入れが始まっていた。政府も無理に帰宅しないように通達を出した。(これも後で聞いたが、小田急線、京王線はこの日のうちに動いたらしい。ガラガラだったという)
K女史はタクシーが捕まらず、座・高円寺に。チャリYの小杉美香は、やはりアゴラに泊りらしい。
店に公衆電話がある。公衆電話は通じるようだ。実家に電話。無事であった。
皆も、それぞれ電話をかけている。

小山と、横澤から、まもなく中野に到着と連絡が来る。ブロードウエイで食事をしてくる、という。
「何を考えてんだ、さっさと来い」とメールするが、届いたかどうかもわからない。
なんにせよ、二人は、7時間ほどかけての到着だ。劇場に残ってくれていた、モスクワカヌ、柳沼大地も合流。そして、やがて小山と横澤も。

看板まで店にいて、劇場に向かう。
途中のコンビニで、酒と食糧を飼う。
見事に弁当は一つもない。おにぎりが7、8個。
それらと、カップ春雨を、皆の夜食と朝食用に買った。


劇場の事務所にも差し入れする。一人が残ってくれているのだ。
テレビで情報を得る。
「原子力緊急事態宣言」が出され、「1号機の半径3km以内の住民に避難命令、半径3kmから10km圏内の住民に対し屋内待機の指示」が出されたのを、はっきりと知ったのは、この時だったか。

正直、最悪の事態、だと思った。
過去に、原発の芝居を書いており、おそらく普通の人より知識はある。

この事態で、初めて「死」ということを考え、それから「公演をどうするか」と思う。

「電車は明日も危なそうですね」
「うん」
「どうしますか」
「やる方向で、状態を見るしかない」
「そうですね」


楽屋でまた少し飲む。
皆は、劇場で寝たようだ。小屋のスタッフからは「吊りもの(照明器具)が危ないから、劇場では寝ないでください」とあったが、照明の小関さんは、俺が点検したんだ、大丈夫と言い切った。
私は、客用の座布団を敷き布団に、客席カバーを掛け布団に楽屋で寝た。

朝方、寒いなと思っていると、もう皆おきてきていたのであろう、たぶん伊藤南咲が、もう1枚客席カバーをかけてくれた、と思う。

二日目の朝になっていた。
    10:56 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

公演前挨拶掲載

『死刑執行人 山田浅右衛門とサムソン』公演終了。
大変な事態のなか、ご来場のお客様、キャンセルのご連絡いただいた方々、宿泊施設として劇場を開放してくれたポケットスクエアの皆さん、関心を寄せていただいた方々、最後まで劇場に通い続けた、なかには朝六時に家を出たり、2時間自転車を飛ばしたりしながら劇場に来続けてくれた、キャスト、スタッフに感謝致します。

演劇が「ココロ」に灯をともすものである事を信じて、被災地の復興のために、やれることをやっていくつもりです。


「死刑執行人」上演再開にあたっての、公演前の丸尾聡の舞台挨拶主旨)

皆様、大変な状況の中、ご来場頂きまして、本当にありがとうございます。
まず、そのことに深く感謝致します。
そして、被災された皆様の無事と、被災地の復興を心からお祈りし、亡くなられた方に心から追悼の意を表します。
電力の問題や様々な状況を鑑み、都内の劇場、劇団では、公演を中止しているところも数多くあります。それも一つの英断と考えます。しかし、わたくしどもは、地震の翌日から公演を再開することを決めました。
戦時中、空襲警報の下、浅草の劇場で舞台が行われ、人々が集まったと聞いております。わたくしどもになにができるかはわかりませんが、演劇には、こうした場合に発揮できる力があることを信じております。
精一杯勤めますので、どうか最後までご覧下さいませ。
    15:16 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

身を浸す

今日は12時から22時まで稽古。
しかも二本の芝居。
東京から川崎の移動もあり。

疲れた。

いや、疲れた。


だが、なんだろうね、芝居に身を浸した。

最近、「あなたは駄目な人間だ」というようなことを、まったくの悪意のみで言われる経験をしたのだけれど、
まあ、そうなんだろうなあとも思う。

おかしいでしょ。
こんな10時間も芝居やってるなんて。

いやいや、そう思う人、いるだろうなって。

「あんたのやってることはオウムと一緒だ」
そういわれた女優がいたな。

ということは、さておいちゃって。

楽しかった。

いや、近々のうちの芝居「死刑執行人 山田浅右衛門とサンソン」のことで頭が一杯で、本番は5月の川崎市民劇、「落日の舞い」の稽古に。いくときは、どこかで「いやだなあ」と思っているのだが、いくと面白いのだね。
本当に、面白い。

で、私の体は、芝居という液体に浸り切り、社会の中では正常な判断を失い、まあ、言われる事は言われる。
だが、中世。
死刑執行人や、楽士、奇術師は同じ階級であり、「市民の範疇」になかった。
「浸り切る」なんて日常でおこってはいけないことだったからかもしれぬ。

それを楽しいと感じる。
しかし、それをどこかで許さぬ社会の中で一生いきていく。

そういうことだ。


よし。


うーん。多少は酔ってます。

    01:38 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

死刑執行人 年上が出るのさ

いきなり「死刑執行人」と違う話しだが、今日、ある集まりがあり、わたしがその集まりの催しで「沖縄」の話しを書く事になった。

沖縄

もう何回も何回も尋ねたが、それはもちろん、いずれ書くためにいったのだが、そうか、この機会でかくことになるのか。
取材費をもらいながら、未だに書いていない某局には申し訳ないが。
違う視点になるだろうからよかろう。
6月に、また沖縄に行くつもりだ。

さて、劇団の三月公演「死刑執行人」である。
一功からの書き直しは終わり、あとは、現場だ。
現場で、試み、直し、考え、試み、直し、考え、その繰り返し。

今回は。私より年上の役者が三人もいるのが心強い。
DMから引けば、

より充実した舞台のために、キャリアと存在感を持つ俳優を客演に迎えました。老舗劇団レクラム舎の看板役者であり、劇団二兎社や加藤健一事務所でも活躍する鈴木一功。劇団黒テントの創立メンバーでもある根本和史。プロジェクトM常連出演者であり、昨年7月に開催された第四回岸田理生アバンギャルドフェスティバル“リオフェス2010”の、日韓合同公演『リア』主役、同年10月プロジェクトM公演『夕空はれて-よくかきくうきゃく-』でもその存在感を発揮した小林達雄も出演いたします。

私も出ちゃたりして。

いや、楽しみさ。
若い奴の成長とベテランの絡み。
不安はいつだっってあるが、今回は、確実に楽しみが大きい。


    02:53 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

いきなり入院日誌13日目 退院決定 屋上で雲と空の写真を

2011.1.17 

70,3kg
36,0分

なぜか、執筆中の台本にウナギを食べるシーンが出てくる夢を見る。
昨日読んだ新聞だな。
静岡は三島市の「清流うなぎ」は、臭みのない引き締まった身。独自の甘みのタレ。小山は三島出身だが、そんな話しは聞いてないな・・・
ウナギ食べたい。今は、朝7時前。でも、ウナギ食べたい。
※後日聞くと、小山はよく家族で行く店があったそうだ。
ああ、そうさ、夜中に、どうしてもお腹が減り、リンゴ5分の1を食べたさ。
やっぱりね、あると食べちゃうんだよね。減量のコツは食べものに近づかない、目の前に置かない、です。
4階までおり自動販売機で新聞を買うと、デジャ・ビュ
「ふふふ、俺はこのニュースを知っている。NHK会長になった松本氏は・・・、JR東海の出身だ! ・・・。当たり!!!」
・・・昨日の新聞であった。
とてもがっくりする。


新聞
新聞を買い直しに行く。
わたしは、今、新聞を配達してもらっていない。しばらく前にやめたのだ。
いやいや、入院しているからじゃないです。
それからは、ネットで見たり、コンビニや売店で購入したり。
ネットは良さそうだが、そのニュースの雰囲気や時代に置ける位相と言ったものが見えにくい。ニュースを作っている人の手触りとか。見出しとかの問題。紙面そのままで見られるサービスもあるようだけれど。わたしは、まだネットだけでいいという感じにはならない。
今は、様々な新聞を毎日日替わりで、気になる連載等あればその新聞を読む。そうだ、ネットで欲しいのは、各新聞のニュースのヘッドラインを一覧で見られるもの。必要な記事は、ピックアップして読む事が出来る。いや、そういうサービスはきっとあるのだろうけど、誰か教えて。
電子図書でも、月にわずかなお金で、雑誌数十冊が読めるサービスがあるというけれど、作家にとってはダウンロードできるかコピペできるかも大きな問題である。
で、そうだ。実は売店やコンビニで新聞を購入している時は、あまり気にならなかったけど、新聞朝刊て値段バラバラなのね。病院は、自動販売機だから、値段が書いてあって並んでいる。日経160円、朝日150円、読売・毎日130円 産経・東京100円。日経は分かる気がするが、朝日の150円は? たしかに分厚いが。ちなみにスポーツ新聞は130円。私の最近のお気に入りは、東京新聞と日刊スポーツ。


血糖値105

朝食
全粥390g 味噌汁(大根) カブの甘酢 鮭甘塩焼き かつおふりかけ 牛乳200ml
+ワカメ 温泉たまご お粥は180g

元々、カロリー489kcal計算の若干貧弱なメニューだったので、お粥多め、牛乳も半分100ml飲んだ。
鮭はねえ、あれは「マス」だな。
今、おいしい鮭が少ないっていうけど。鮭は、長野県北部の人間にとっては、お正月の魚。荒巻鮭を、もう1月中は毎日毎日食べるのだ。そういえば、今年は初の鮭であった。味の事なんか言っちゃいけない。
これでもcarbは少ないはず。45gぐらい。上がる率が少し違ってきているようだから微調整して、それでも160切るはず。

朝の診察
首を触診しながら「うん、だいぶ小さくなってる」
「ですよね」
「悪くなってないですよね」
飲み薬にかえて、ということだろう。
「ええ。検査はどうなるんです?」
「うーん、悪化したわけでもないし、CTはとってもなあ、まだ膿自体は残ってるだろうし」
他の医師「20日でしたっけ。退院希望は?」
「19日がいいかな」
「じゃあ、決めましょう。で、27日にもう一回みさせてもらいます」
退院決定。

今月中に他の医者にかかる段取りをしよう。
月内なら、もう医療費払わなくて済むはずだ。
多摩市民病院。予約は出来ないが、退院の次の日、循環内科も眼科もやっているらしいので行くつもりだ。

ワカヌからyahppオークションで「ギロチン」落札の連絡。
ワカヌ・・・、ペンライトと乾電池を買ったよ。
おまえ、買い直したら連絡くれると言ってたのに、バスにおいてきたあと・・・
もう一つ書くと、ワカヌが送ってくれたファックスを見て母。保険関連の申請。
「・・・あんた、元旦から入院したって,書いてあったけど、違うよねえ??」
「違うね」
うーむ、不思議だ。

食後血糖値を測りそこね、結局二時間後に。
113は恐らく、一時間後であれば160を切っていただろう。

執筆していたら、ものすごい眠気。
というより、体が動かなくなる。驚く。
さすがにまだ無理はきかないか。

昼前血糖値
96
素晴らしい。初の二桁。復帰だ。

昼食
全粥390g 鳥肉の味噌漬け焼き ボルキャベツ 茄子の中華風和え物(大根、キューリ) バナナ中一本 味噌汁(玉ねぎ)
+りんご5分の1 納豆 わかめ大量に。粥は140g

ワカヌが頼んだタッパを持ってこなかったので(彼女は忘れたということを覚えていないよ)、コーヒカップでいったん乾燥ワカメを戻し、それから水気を絞ってラップに包んでいる。マメである。暇である。いやいや、暇じゃないんだが・・・
使用後、カップの洗いが足りず、紅茶が磯臭かったのには閉口した。

鳥肉の味噌漬け、美味しゅうございました。さて、リンゴとバナナを食べたいばかりに、粥を減らした。果物この二つで炭水化物20gあるはずだが、どんなものかね。
予想では、全く大丈夫なはずだが。150~160前後で。

一時間後血糖値
190
わ、眠いと思ったら・・・。果糖はやっぱりざっくりあがる。
バナナが余分だったな。これだったら、お粥は0にしなきゃいけないところだった…。
ほんと、弱いなあ、俺。

128 83
おお、すごい。良い数値だ。
36,4分

屋上と煙草
屋上に行く。雲と空の写真を撮るためだ。
雲の向こうから太陽の明かりがこちらに漏れている。一番好きな雲のさま。
絞りを変えて、何枚も撮る。さてどんなもんか。
煙草を吸っている男あり。まあ、辛いんだろうが、外にいって吸えばいいのにな。吸い殻は片付けていたようだし、何も言わなかったが、煙りが流れてくるのだけは閉口してこちらから場所を変えた。
そうだ。退院したらどうするかな。煙草。やめりゃあ一番いいんだが。
一日一本とか6時間に一本とか吸いたい気もする。
なにか、今は、そういう余裕を持たせておいた方がよい気がするのだ。
ただ、喉の病気だからね。とにかく決めとかないとずるずるいく。

風呂
風呂に入る。ゆっくりしすぎて、時間オーバー。あれ,次の人がいないと思っていたが、掃除の人かな、外から声をかけられた。
贅沢にバブ二個づかい。

ナース服
しかし。
それにしても。
なにゆえに。
ナース服は、今や皆無である。
ナース帽も同様である。
この大きな病院で、一人も見かけた事がないのであるから、もしや「禁止」になっているのではないかと思うくらいである。
たしかに、看護士は肉体労働であるから、スカートは実用的でないのだろう。
看護婦から看護士へ呼び名が変わったように、「白い天使」としての在り方を拒否しているという事かもしれぬ。
あの「ナースサンダル」を履いているものもいない。
前に、芝居をやった時は、どういうナース服を衣装にするか楽しみだったが。
いや、変な意味ではなく、いや、変な意味でも。
断固、復活を望むものである。
しかし、白とかピンクとか紫とかアロハみたいなの着ている人もいるし、いいんだが。


血糖値 94
いいねえ。空腹時はここまで落ちるようになったら、これはもう普通。
あと食後が「普通」に食べたら軽く200超えちゃうのは、やっぱり相談だな。
この「普通」というのは、例えば昼ご飯にコンビニで「梅おにぎり」二つ、ワカメの味噌汁、コーンサラダで200越え。夜、醤油ラーメンに半チャーハン餃子セットなら確実に350以上に上昇するだろうというもの。200を超えると血管が痛んでいく、とされる。
わたしはいちばんひどいときは、空腹時300以上あった。
糖尿病は自覚症状がないというが、このぐらいになると、喉が渇いて仕方がないし食べても食べてもお腹はすくし、だるくてだるくてすぐにタクシーに乗るし、一度は目の前に乗るべき電車が来ているのに、駅のベンチから立ち上がれないことがあった。抗しきれないほど、だるいのである。とすれば、今の状態はずいぶんましなんだが。
合併症を考えると、目が見えなくなる、人工透析になるを考えると、大変だし、お金もかかるし、そうなると芝居なんかやっていられなくなりそうなのが嫌なので、もう少し大丈夫でいたいわけなのだ。
今回も糖尿故の悪化、入院だしなあ。

「普段」は食事と運動でコントロールして、食べたい時だけ下げられる仕組みが一番いいんだが。
新薬はどんなものだろうか。

夕食
全粥390g かき玉汁(ネギ) もやしと青菜のお浸し 鳥肉の甘酢あんかけ キュウリの生姜風味 
+ワカメたっぷり ゆで卵  炭水化物量が少ない? お粥を190g

お浸しというのは素晴らしいというのは書いたっけ? 野菜をこんなふうに上手に食べるやりかたは、例えばアメリカなんかにはない。ニラなんかも上手にお浸しにすると美味しい。そういう意味で今日の、もやしと青菜のお浸しは上出来だった。ほとんどはゆで時間による。
甘酢あんかけは美味しかったが、無理に甘酢あんかけと呼ばずとも・・・。
病院食には、刑務所食もそうらしいが、こういう名称疑惑が多い。少なくても、「あん」はかかってなかったな。少し甘くて少し酢の味がして、肉の周りが少しとろつく感じ。甘酢あんかけと言わなければ、これはこれで「美味しかったな」ですむのに。
お粥、半分食べたが、これでもきっと炭水化物少ないか。140台突入なら万々歳だが。

食後一時間血糖値 
143
ああ、そうだね。そのぐらいだろうね。ちなみに夕食の炭水化物量は、正確には調味料等が分からないのでなんともいえないが、40gあるいはそれ以下であったと思う。

もう12時が過ぎた。世界の大都市の中で東京のサラリーマンは一番寝る時間が遅く、睡眠時間が短いそうだ。たしか12時半頃に寝て、6時に起きるというのが平均だったと思う。今日の私は、少しそれよりがんばろう。

東京新聞、日刊スポーツ、ブラックコーヒー。
    01:57 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

いきなり入院日誌12日目 岩田リンゴを食べるには

2011.1.16


69,9kg

四時頃目を覚まし、トイレに行って、もう一度うとうとしたら6時の5分前だった。
起床。マウスウォッシュし、顔を洗い、9時半から風呂の予約をする。睡眠時間6時間弱だが、これは普通なのだろう。
(普段は、私は結構寝てる方、7時間睡眠)

夜勤明けの央ちゃん。
「痛みはありませんか」
「ちょっと痛いでちゅ」
「ちょうでちゅか、おくちゅりのんでくだちゃいね」
「とんぷくでちゅね。」
「とんぷくでしゅ」
「うん。でちゅ」

さて・・・

頭を洗う
洗面所で頭を洗い(シャワーのノズルがついている)、ひげを剃る。時間制限のある風呂にゆっくりはいりたいからだ。30分交代。着替えの時間や浴槽をためる、流す、洗う、ことを考えると結構せわしない。

年賀はがき
新聞で当選番号を探すが、ない。おかしいと思って調べると、今年は1月23日抽選、私の誕生日だ、だそう。最近そうなのか。前は15日と決まっていたが。なんとなく楽しみにしていただけに残念。しかし、ググればなんでもわかる、という言い方は、抵抗もあるが、一面まさに真実である事も間違いない。

血糖値118

朝食
全粥390g 味噌汁(大根) ゆで鳥肉ほぐしとネギ 茄子の炒め(玉ねぎ) かつおふりかけ鉄之助 牛乳200ml 
+リンゴ4分の1、温泉卵、粥170gほど。

「一部メニューが異なります」の赤い文字。
ああ、納豆が、ゆで鳥肉ほぐしとネギにぃぃぃぃ。
なぜだ! 納豆は喉に悪い? ネバツクから? あ、これ前も書いたか。
しかし、カロリーだって、それはたしかに鳥肉ネギの方が低いが、問題ないはずだが?
ああ、でも、ほかの食品では調整できないメニューといえばメニューであるな、やはり,カロリー、熱性の問題か。それとも仕入れ忘れたとか,納豆を。何気なく、他の人の食事をうかがいに病室を歩く。ある、あるよ、納豆。一般食の人は。
うーむ。
かつおふりかけ鉄之助も病院でよく出てくるが、吸収されやすい〈へム鉄〉配合との事。鉄の味はしないけど。

朝の診察
「かゆかったんで、点滴の針昨日の夜抜いてもらったんですよ、今日どうせ変えるでしょ」「ああ、そうですか。じゃあ、今日から飲み薬にしちゃいましょうか。ポケットの膿は点滴したからすぐ消えるってもんでもなさそうだし」
「あ、そう。はい」

で、飲み薬。毎朝食後に二錠。五日分飲み切り、つまり20日の分まで出た。
ジェニナック

坂手洋二さんからまた見舞のメール頂く。ありがたし。

食後一時間血糖値199
牛乳が余計でリンゴが多すぎたなあ。本来リンゴは真っ当な食事に添えるなら8分の1くらいが妥当なんだ、俺の場合。ああ、糖尿はやだなあ。200を超えると血管が痛むという。
最近、新薬も出てるというし、退院したら久しぶりにきっちり糖尿の先生と、きっちり話してみようと思う。


執筆する。

血糖測定102

昼食
全粥390g コーンスープ 野菜サラダ(塩揉み レタス キューリ トマト4分の1) 若鶏スープ煮(カリフラワー、人参、玉ねぎ) りんご2分の1
+ゆで卵 シーチキン ワカメ

あ、岩田リンゴを朝に続いて食べようと思ったら、メニューにあるではないか、しかも二分の一とたっぷり。ではやめにして、朝に続き卵を追加。コレステロール云々で、一日卵は一個なんていうが、最近のデータでは「コレステロールと関係ありませんでした」らしい。実際、わたしも普段から一日2個から多い時は4個くらい食べるが、コレステロールは至って標準。卵は、カロリー計算しやすいし、栄養があり、炭水化物がほとんどなく、しかも安い「優良食品」
「買いだめ食品」の在庫は? 
シーチキン2缶。リンゴ1個と4分の1、温泉卵1、ゆで卵3、納豆4、乾燥ワカメ。
もし19日昼に退院できるとすると、後8食。うん、「買いだめ食品」を二つずつならちょうどいい。リンゴは4分の1で計算する。

一時間後血糖153

新薬
DPP-4阻害薬という糖尿の新薬の評判がよいようだ。なにより低血糖になりにくいのと、一日一回飲むだけ! そして、副作用で太らない、食欲がわかない、というのが画期的。なんとこれまでの薬はと尿病の薬なのに、飲むと腹が減って腹が減って。わたしは一発でやめて、これなら注射の方がいいと、インスリンにしたのです。
俺にも使えるといいなあ。

124 81
36,6分
嬉しくなるような血圧だね。糖尿病患者は、普通の人より厳格な血圧コントロールが求められる。上が127まで、という説があるくらいだ。
デブだが気のいい桑原。
「食事、調整してるんですね」
「そうそう」
「蓋のところにご飯載せてあったから。最近、インスリンやってないですものね」

「喉、どうですか。前は水飲み込むとき、痛いっていってましたけど」
「痛くはない。少し違和感。なんか首にあるなあ」
「ちょっと見せてください」
と見て、首筋を触診。
「ああ、たしかに。でも、前に比べたらもう全然。よかったですね。もう一度検査してよければ退院らしいですから。よかった」
うんうん。いい奴だ。桑原。

角質化には
病院の乾燥が原因か、足の角質化が。そういえば、前に入院した時もそうで、薬もらったな、と頼んだら来ました。「ケラチナミン」 角化症治療剤である。まあ、尿素が入ったクリームです。尿素20%だから,これは買うより安いし,お得なはず。


屋上と微糖
陽射しを求めて屋上へ行く。一階分、階段を上って驚いた。
足が思い、動かない。
10日間、病院、運動無し。
そういえばそうだった。一週間寝たきりなら、人の運動能力の低下は激しいものだ。少し、復帰に備えないと…。
そんな事を考えながら、屋上のベンチで斉藤祐一面のスポーツ新聞を広げ、微糖のコーヒーをあけた。炭水化物2,4g 何の問題もない… そうだ。
あれは…
まだそんなに前ではない。10年まで経たないはずだ。
芝居の脚本。甘いものが制限されている入院患者が、病院の自動販売機に「無糖」の缶コーヒーが切れていることで、看護婦とトラブルになる…。
その頃、ブラックの缶コーヒー? そんなものをわざわざ買う人がいるの? そういう風潮があった。「微糖」は無論存在しない。40代後半の方なら覚えているだろう。20代の頃、缶の水やお茶が売り出され「水やお茶を買うなんて」という違和感が長く続いた。あの感じと似ているか。今や「選択」できる時代になった。僕らにとってはありがたい事だが(糖質0の発泡酒等含め)、あの芝居はきっともう古くて書き直さないと出来ないな。
屋上は風が強く、早々に引きあげてきた。


後学
競馬中継を見る。日経新春杯。スポーツ新聞を見て5分で予想する。11ヒルノダムール本命。8ルーラーシップ対抗 5ローズキングダム特注 今、ファンファーレ。おお、ルーラーシップ優勝。11が二着、5番が三着。今年の4歳馬は強いな。勝ち馬は春の天皇賞でもいけそうな馬。
実は馬券は持っていない。後学のためという奴。
後学という言葉、競馬中継で覚えた。父が家で競馬中継を見ていた。
「買ってるの、馬券?ねえ、ねえ」「・・・後学のため」「コウガク? コウガク? コウガクってなに?」 こういうとき、父は、あれはなんでだろうな、何となく笑って絶対答えてくれない。母がこのときも説明してくれたように思う。
さて、その時、父が後学のためになったかどうか、それは聞いていない。

血糖測定114

夕食
全粥390g すまし汁(麩、ネギ) 小松菜の芥子合え ホタテ貝の照り焼き 厚焼き卵(一かけ) スライストマト
+ワカメ、ツナ缶、リンゴ4分の1 粥150g

ホタテは、火入れ過ぎ・・・。病院じゃあ最も難しいよな、貝なんて。
それなりに美味しかったけど。
小松菜の芥子合えとか、やっぱりなんかうまい。
退院しても、しばらくはこういう食事だけでいけるといいんだが。
自分でやるとなると、これは相当な手間。
血糖値は180までと思う。
食前114は、牛乳と微糖コーヒーのせいで10ほど上がってる。

あら、一時間後192
やっぱりリンゴが余分か。

15日 朝食 昼食 夕食 16日朝食 昼食 夕食 
30分前  100 105 128 118 102 114
食後30分 168 180 193
食後1時間 152 185 171 199 153 192


拷問と刑罰と死刑
たくさん書きたい事はあるが、毎日毎日、この課題と向き合っている。
それは、入院中であり、自分の死生観を否応なく見つめる作業でもある。
イタリアに行ったとき。市庁舎は昔のベネチィア共和国の王宮を利用しており、その一角が公開されていた。そこには拷問室や様々な拷問器具があった。
気持ちの悪さとヨーロッパ的な残酷さに辟易した。が、今、こうして勉強していると、世界は、人類は、国家というものは、そしてそれに付随せざるを得ない個人というものは、東西を問わず、時代を問わず、本質的な意味に置いてはまったく変わっていないことがよくわかる。


今日は働いた。
いささか、疲れた。
よくやった。
誰も褒めてくれないから、自分で褒めよう。
そして、寝よう。
睡眠剤がきいてきた。
明日の朝ご飯が楽しみだ。
後8時間か。

毎日新聞 東京新聞 日刊スポーツ 週刊スピリッツ ブラックコーヒー×2 ペンライト 乾電池
    03:05 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

いきなり入院日誌10日目 ニヤツイテイタラシイ

この日記は、二週間遅れで、入院中のメモ、日記をアップしています。

2011.1.14 

朝6:30
体重70,2kg
血糖値115

朝、6時半から採血。
血糖値は、問題ないくらいだが、空腹時の基準は70~110mg/dlだからもう少し下がるといい。これだと、食後がやはり高くなる。
ちょっと、詳しく今日は食後血糖値を測ってみようと思う。

朝の診察
「デンスコ」 ※電子スコープの略らしい。 をまたまた鼻の穴から。
これぐらい毎日だと、わたしは「デンスコ」のやられプロである。少々技術がない医局員だってへっちゃらだ。自分で微妙に鼻腔を動かし、息を操って調整してしまう。
「丸尾さん、危ないですから動かないでください」
「ふぁい・・・」(鼻の穴の中に管が入っているという表現)

「どうですか」
「新しい点滴はきいてる感じがします。今日はまたちょっと違和感がありますが」
「もう、見る限りでは、腫れとかはありません。あとは見えないところに溜まっている膿ですね。これは簡単には。血液検査の結果でまた」



○朝食時血糖値
食前90分前 115

空腹時は126、食後血糖は75g炭水化物を取って200を超えると「糖尿認定」されるけれど、140を超えると「血管が痛む」脂っぽい食事、あるいはGI値が低い食事だと、血糖値は一時間後より二時間後が高くなる場合が多いと思う。脂分が、炭水化物の吸収をゆっくりにするのだろう。GI値も無論同様。正常な人間は、食後2時間で空腹時の値に戻る。180以上だと「血管が傷み」、理想は140以下。空腹時110食2時間180未満なら合併症は防げるとの研究有り。
個人嵳はあるけど、また運動も有効。血糖値が上昇しているときに、食後30分後 30分散歩すると60~80ml/dl下がる。現状は無理だけど。

そういえば、入院前にTwitterをみるとK女史がお腹まわりに悩んでいる様子だった。
あの人の場合、悩んでるのじゃないのか。
わたしが、真の痩身伝道師として正しい知識を与え導きたい。
入院中は、そういえば、一度も書き込みしていないし、実は見てもいない。

朝食
全粥390g 小松菜の白す和え(エリンギ) 味噌汁(キャベツ) 海苔佃煮 がんもどきの含め煮 牛乳200ml
― お粥は160gのみ 牛乳はおやつに
+ ゆで卵(66kcal 炭水化物0,6g) 納豆(107kcal 炭水化物8,1g)サニーレタス(微量)乾燥わかめ(微量 食物繊維多し)

おでんは実は結構低カロリーなんだよね。大根やこんにゃくや昆布はもちろんだけど、いわゆる練り物も脂が落ちているし、そう高くない。がんもどきはその中でも少し高めだけど、コンビのがんもで一つ100kcal程度だから。炭水化物は問題にならないくらい。というわけで、だいたいだけど、朝食は、1600kcal、炭水化物55g程度。

○朝食時 炭水化物
血糖値
食前90分前 115
食後30分 195
食後1時間 166
食後2時間 121

11:30(食後3時間、食前30分前
129
あら、上がってるわ? なんじゃろ? 計測の誤差かな、器械も病院のだったし。
というわけで直前にもう一度。118だ。

仕事
執筆上、調べなければならないことがいくつか。実は、この病院ネット環境がない。私も実は接続の術がない。仕方がないので、携帯でググる。なんて不便で面倒くさいんだと思った反面、PCのサイトもほぼ見られるし、携帯独自のサイトもあり、ほぼ用が足りた。データをPCに取り込めないのが難だが。スマートフォンではないごく普通の携帯だ。

昼食
全粥390g 和風ハンバーグ(大根おろし) ボイルブロッコリー 海老とかぶの酢の物 すまし汁(うづら卵 三つ葉) 洋梨(袋入り2分の1)

お粥は、170gほど。ワカメを酢の物にまぜてたっぷり。シーチキン一缶。サニーレタスはさすがに、カブからちぎってむしゃむしゃ食べていると、ウサギになったような気がして、ちょっと嫌な気持ちになってきた…
今日は、岩田、モスクワカヌに野菜の購入を依頼しようと思っている。怖い…。
和風ハンバーグはうまかった。あまり小麦粉使ってないのかな、肉でどっしりの感じ。
これは炭水化物50以上あるはず。180くらいまでかなあ。

朝食 昼食 血糖
食前90分前 115
30分前  129
直線 118
食後30分 195 179
食後1時間 166 182
食後2時間 121 136

血糖値の上がり方が、朝食と違うのは、昼食に動物性タンパク、つまり肉が多かったせいだと考えられる。どんとステーキなんか食べると3時間後にガツンと上がるなんて事があるのだ。つまり血糖値に一番影響を及ぼすのは、もちろん「炭水化物」なので、これをコントロールする事が重要なのだが、タンパク質、脂質も影響はあり、簡単にいうと食べ過ぎは駄目なのだ。まあ、そんなに肉や野菜ばっかり食えないけどね。だが、不思議なことに炭水化物はたくさん食べられる。主食はともかく、甘い物やポテトチップスを考えてください。これは、炭水化物を通して「栄養」をとることを選択し生き延びてきた人類という種の「刻印」なのだ。
しかし、本格派糖尿病患者が、インスリンを使わず、運動もせず、この数値は立派だ。自画自賛したい。たいてい、というか全然みなさんには通じないだろうけど。
すっかり糖尿病患者の入院日誌みたいになったが、喉は少し違和感がある程度になっている。

タイピーエン 太平燕 
のカップ麺が発売されるようだ。九州新幹線ということもあるのか。太平燕は熊本県人なら絶対に全国にあると思っている食べ物で、熊本では、どんなラーメン屋、中華料理屋にもある。春雨を使ったラーメン、である。スープも豚骨だったり鳥系だったり、具も時に決まりはなく、ただ具沢山ではあるけど、とにかくそういう料理だ。私もずいぶん食べた。確か東京にもチェーンのラーメン屋で置いてあるところがあるんじゃないのかな。なんにせよ、これ、春雨なので、カロリーが低いのだ。おすすめである。

このあたりは、執筆の行き詰まりに拠る文章だな。

メール
篠原久美子、ホン・ミョンファからお見舞いメール
ミョンファも近々芝居か。

無闇に
家に会った「にんにく卵黄」を持ってきてもらって飲んでいる。
入院で衰弱した体に良いかと思っての事だが、最近、効きすぎるのか、体がよくなってきたからか、「無闇に」効いて困る。病院なのに・・・。



牛乳100mlコーヒーに入れて楽しむ。

退院
「向かいの住人」が奥さんに付き添われ退院していった。何日か前までは大騒ぎだったのにな。最近は病状が安定したのか、落ち着いていた。「いつ、煙草吸えますか」ばっかり聞いてたが。一番遠くの窓際のベッドには、昨日の夜、「手術前」が入ってきた。そのとなりは、今、手術している。皆、ガンのようだ。隣とその隣は、手術後のケアで入院中だし。そうか病室俺以外は、みんなガンだ。手術中の人は、奥さんが病院の職員らしく、制服でこまめに様子を見にきていた。漠然と60歳くらいかなと思っていたら、48だと看護士と話していたのが聞こえて驚く。俺と変わらないのか。そういや、この病院で亡くなった、NHKの松本順さんもたしか50歳だった。肺ガンだった。最初に見舞いにきた時、「うまいんだ」といって食堂で西山ラーメン(北海道の有名な味噌ラーメン)を食べたなあ。今回、メニューを見たらなくなっていたけど…。もう七回忌も過ぎた。
現在、病室は5人部屋、だ。

ワカヌ到着
さすが岩田。まず、期待の野菜は「野菜サラダ」一パックとリンゴ2つであった。うーむ。毎日の食事のときに食べられる物が欲しかったのだが。それはゆで卵と温泉卵を7つ、シーチキンを4缶と頼んだ時点で推察すべきではないのか。シーチキンもなぜ一缶だし。リンゴ食えないちゅうの。
それから「あ、大変だ、ない、どうしよう」「なにが」
頼んでおいたマグライト(夜間執筆用)を来るときに買ってバスの中に置いてきたらしい。「この辺りのバス会社はなんていうんですか」「小田急バス」
慌てて電話をはじめるワカヌ。
「一応、ここ病室だから」
戻ってきて、パンを食べコーヒーを飲むワカヌ。「食堂行くか」「17時のバスに乗らなきゃいけないので」
「死刑執行人」、川崎市民郷土劇、打合せ。

「もうじき誕生日だなあ」
「そうですねえ」
「…」
「…」
「…」
「…? はっ! なにかリクエストありますか」
「あのね、電子辞書でさ、アクセント辞典が入っていて、それを音声で読み上げてくれる奴。この前、NHKで見たんだ」
「それはいいですねえ。稽古の時も便利だし。いくらですか」
「3万円くらいかな」
「メモやめます。無理ですよ。みんなお金ないし」
「…」
「ネクストは?」
「ICレコーダー。いちまんえんくらい。USBがついてる奴」
「はあ。もしかすると可能かもしれません。皆に相談してみます」

もし、その次といわれたら、蓋がついていて、茶こしもついている、独り用のカップと言おうと思っていたが、いわずに良かった…。

見舞い
小川信夫先生が見舞いに来てくれる。
お見舞い頂き恐縮。
昨日は、文学座の「化粧」を見てこられたそうだ。平淑江さん。鵜山演出は、「動き」のあるものでよかった、との話。来週は俳優座リア。小川さんは川崎市の演劇・教育関係者で知らぬものがいない方だ。川崎市民・郷土劇の台本も立ち上げから書いていらっしゃる。わたしの芝居にもよく足を運んでくれる。ありがたいことだ、
久しぶりに芝居の風に触れた感覚だった。


「枡形城・落日の舞い」
ワカヌが「桝形城・落日の舞い」の製本された台本を持ってくる。年末に私なりのカットを演出家に送っておいたが、ほぼその通りにカットされていた。これで二時間。休憩15分。そういう芝居だから、それでいい。面白くなりそうな台本になった。

俺の退院は?
143 93
36,3分
血液検査の結果が出たらしい。
16日までは点滴。17日以降は内服薬になるらしい。となると退院はやはり19日くらいか?
ワカヌが来ている途中に先生が。
「血液検査の結果、だいぶよくなってます。炎症関係はほぼ通常値ですね。16日まで点滴やって後飲み薬。来週頭には退院できますし、2、3日ゆっくりなら、それはそれで」
4回の血液検査の結果をプリントアウトしてくれるように頼む。
赤血球(炎症があると多い)は入院時の3分の1に。CRP(炎症の度合い)も、最初は基準の40倍だったのが正常値に。ほかもぼちぼちだな。肝臓系。γ-GTPが入院時413、二日後337はいかんなあ。(後結果無し)下がっているという事は、治療が原因ではないから、最初から悪い。脂肪肝、あるいはアルコール性という事だ。かわりにといってはなんだが、GOT、GPTは入院当初は、ほぼ基準内。が今日の検査まで上がりっ放しで、GOTは基準値の倍以上、GPTは4倍ほどに。これはステロイドなどの治療薬と炎症のせいだと考えていいだろうと思う。後で聞いとこ。中性脂肪とかコレステロールとかは入院時から標準値。いやいやがんばってるよ、俺。誰も褒めないので、自分で褒めよう。台本書いていると、ノーコントロールになりがちなところを、という事も含めて。

さて、更なるコントロール目指して、インスリンを自分で打ちたいと申し出るが、これは駄目だそうだ。今のところは、病院で管理させてほしいとのこと。ま、わかりました。

夕食
全粥390g ポークカレー(豚肉、玉ねぎ、人参、コーン、グリーンピース) コールスローサラダ(人参、キャベツ、プチトマト) スープ(玉ねぎ、人参)
+岩田サラダ(コーン、赤ピーマン、キャベツ)、ワカメ、半熟卵
全粥160g程度。

カレーはわくわくするねえ。美味しいねえ。粥カレーってのは初めてだけどさ。結構、うん、悪くなかったよ。ちゃんとカレーだった。カレーも懐かしい味だった。給食っぽいカレー。少し水っぽくて、粉っぽい。驚いたのがさ、全然辛くないんだけど、喉を通ると、ひりひりまではいかないんだけど、ピリピリというか刺激があるの。入院してから、唐辛子も胡椒も全く無しの生活。初めてだったけど、ぴりぴりするのね。やはり病院食って考えられてるなって思ったし、これ、退院して辛いもの食べたり、煙草吸ったりは相当負担がかかるなと実感。なのに、なんで今日カレーが出たの? 大丈夫なの? それは私の病状が良くなったからではなく、単にそこまでは考えていなかった、栄養士も忙しい、でしょう。今日金曜の夜は、「おまかせメニュー」として事前にチョイスできない何が出てくるかわからない。おっとカレーだ! って感じだったのだけれど、運ばれてきた食事についてきたメニュー書きに、赤いはんこ。「一部メニューが異なっています」 糖尿病患者はこれがあるのよ。昔、入院してたとき、「これ、なにかな?」ってものが出てきて、メニュー見たらメンチカツ。つまりメンチカツの衣を剥いたものが私のところだけ出てきた、栄養士も困ったんだろうね、なんてこともあった。廊下に走る。廊下にはメニューが張り出されている。異なっているのはなに? 本日 夕食「…漬け物 らっきょう」これかあ。しかし、これつけただけで、俺の食事はカロリーオーバーになるのか。なんか、情けないねえ。
岩田サラダのおかげで、元々のメニューとあわせ生野菜たっぷり。ドレッシングは、糖尿病患者にはおなじみ、シャネフのノンオイルフレンチクリーミー、一袋でたった3kcalのすぐれもの。これにほんの3gほど醤油をプラスして。
カロリー、どうかなあ。多分元々550kcalくらいの一食。
カレーがなあ。本来カレーは小麦粉を使うからかなり炭水化物を入れている。普通なら一人前で、軽く30とか40gあるんだけど・・・。病院食だしな。そこまではないだろう。ただ、いつもより多いかな。食前血糖値が低かった分、一時間後、180くらいかな。

        朝食  昼食  夕食 
食前90分前 115
30分前  129   107
直線 118   
食後30分 195 179   207
食後1時間 166 182   257
食後2時間 121 136 159

おお、やっぱりカレーか、カレーなのか、200越え。あ、岩田サラダについていたコーンを結構食べちゃってたな。トウモロコシは上がるんだよ、血糖値。まあ、下がったからとりあえず納得。しかし、俺の体弱いなあ、相変わらず炭水化物に。退院したら久しぶりに糖尿病の治療を受けなくてはなるまい。
くそう、明日はコントロールしてやる。

頓服
看護士「薬飲んだ?」
「飲んだよ」
「あれ、痛み止め、頓服でいいってなってるよ」
「ン? ずっとロキソで、新しくまた一週間分出たけど」
「? 頓服でいいって」
「? だから、もらってないよ、頓服」
「??」
「??? あ。頓服ってそういう意味なの、もしかして?」
「うん。痛くなりそうなら飲んでって」

知ってましたか? 俺、知らなかったなあ。頓服って熱冷ましの薬の種類だと思ってた。子どもの頃、確か医者で「頓服出しときましたから」とか言ってたような気がしてたんだけど。
【「頓服[…スル]薬の飲み方の一つ。症状がでるごとに薬を飲むこと。また、その薬。「頓服薬」」
うわああ、頓服する? そうなのか。47年の間、知りませんでした。作家のくせに。

面会
今井夢子から電話。伊藤南咲と一緒にタクシーに乗って向かってるそうだ。
って、もう面会時間終わりだよ。小山に22時までと聞いたらしい…。
夢子と南咲は、結22時10分前に。溝の口からタクシーで来たらしい。結構お金かかるだろうにと思ったら、小山に溝の口が近いと聞いたらしい。横浜へ帰るのでも、向ケ丘遊園経由の方が、安いし早い旨、説明。
ナースセンター横のソファで話す。記念撮影を看護婦に。主任から「こんなにニコニコしている丸尾さんは初めて見るわ」とあきれたように言われる。ニヤツイテイタラシイ。

一本気になっていた電話をする。無事終了。ホッとする。

細川俊之さん逝去。恰好のいい俳優だった。合掌。

少しまた見えてきたので、消灯時間から後も書くつもり。だいたい日誌が長くなる時は、考えている。
こういうのは理解されにくいけど、考えてるし、そういう時間が必要。


日本経済新聞、東京新聞、日刊スポーツ、週刊ベースボール、水、ブラックコーヒー、レポート用紙、週刊スペリオール、週刊ポスト、水

    23:33 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

いきなり入院日誌1日目 予断を許さない?

2011.1.5 

元旦から、あれ、といがらっぽさを感じた喉が、二日目には本格的に腫れ上がり、熱も出た。風邪である。薬を飲み、暖をとりながら執筆を続けた。
1月4日、15時頃だろうか、いよいよ、これはいかんという状態になった。
寒気で歯があわず、しかも喉は唾を飲み込むだけで痛い。なにかを食べる事も難しそうだったが、鍋焼きうどんを軟らかく煮て、冷まして、とにかく腹に入れて寝る。
鍋焼きなのになあ、と思いつつ。わたしは食べるものに関して、本来こういうことはしない。熱くなければならないものを、そうできない時は「食べない」
大事であると感じていた。
夕刻におきるが、症状は変わらず。
喉の痛みは更に増していた。
劇団員、ほか何人かにSOSを撃つ。

岩田には、近くの病院と緊急病院の営業時間と連絡先を調べてもらい、
夜遅く来た小山は「ウイダー・イン・ゼリー」を買ってきてくれたが、それを飲み込むのも一苦労だった。この日は、あとみかん一つ。
この後、眠りに入ったが、携帯の着信音気になり、懸命に出ると、劇団のMLで岩田が、「根岸さんの事務所に至急、稽古スケジュールの変更をファックスしなくては成りません。わたしのプリンターが壊れてしまいました。どなたか大至急プリントして送付していただけませんか」
死にそうになりながら返信する。「ち、違う。根岸じゃない、根本だ。頼むよ・・・」
小山から返信「根元さんには、僕が送っておきます」
力尽きた...

※ちなみにこの日の日記は、後日書いていますが、全て事実です。


翌日。9時から始まる近くの内科に。8時を過ぎたら予約に出ようと思っていたら、いつまでたっても時計の針は8時。いくらなんでもおかしい。三度目に見た後、起き上がって外の時計を確かめたら、止まっていた。虚脱感を覚え、ああはやめに予約できなかったから待つんだろうなあ、と思いつつ、体を引きずり、自転車に乗る。
休み。
公文内科正月休み。
当然、岩田に調べてくれと言ったのはこのことである。
正月だから、どうなっているのか。
岩田...
せめてメールに「正月休みは確かめられませんでした」と入れてくれればよいのに。

さらに虚脱感を感じ、はあはあしながら、家に戻って、横になっていたが、やっぱり今日どうしても病院にいった方がいい気がして、多摩市民病院に電話すると、外来も通常通りやっているという。糖尿やら眼下壁骨折やらで、お世話になっている病院だ。

最初、内科に回されるが、受付で「ああ、これは、耳鼻咽喉科でちゃんと見てもらった方がいいわ」
ちゃんと見てもらった方がいいのね。
耳鼻科に廻る。
待つ事、3、40分。あまり長くなかった。耳鼻咽喉科だからか。

担当の先生は、若く血色がよくエネルギッシュ。
パパッと見て。
「これはねえ、入院です」
あれ?
「手術。場合によっては結構大変かもしれません。大学のほうに行ってもらった方がいいかもな」

大学病院? ここも結構大きな病院ですけど??
まず、検査。血液検査。私は糖尿だったりするので、この数値、血糖値や腎臓の数値で、CTスキャンができたり、手術や治療ができるかが決まるのだ。
なんとか問題無し。
造影剤入れながら、喉をCT
どうやら腫れからきて、膿がたまっているらしい。

実は、この膿がどこまでおりてきているか、というのが問題だったのだが、
この時は知らず。

結果が出るまで、耳鼻咽喉科のベッドで横になる。
「すいません、頭が痛くて、熱があって、喉が痛いのをなんとかしてください」
そう、もうこの時は、しゃべれないし、口も空かない。喉が痛くて、ささやきと身振り手振りである。
「座薬を入れましょう」
座薬、上等やんけ。すぐ入れろ、さあ入れろ。

う,う~ん・・・

と15分、汗がどばどばと噴いてきて、かなり楽になったのだ。
すごいや座薬。

大学病院の予約が取れたという事で、今から、すぐにタクシーで行けとの指示。
今すぐって、用意は?
お金もないし。
「いやあ、丸尾さん、一応僕のベストを尽くしました。本当に、今日来てよかったですよ」
え。
「あと、2、3日遅かったら予断を許さなかったと思います」

なに~

予断を許さないって。

つまり、この膿というのがどんどん下に下がって行くんだそうだ。今の、私は首の一番下ぐらいまでだけど、心臓辺りまでいってしまうと、これは本当に大変な事になり、
胸を切開して手術ということになるのだけれど、結構亡くなる人もいるのだそうだ。

うう。

しかし、まあ、お金もないし、荷物もなんとかしなくてはいけないし、猫もいるので、いったん家に戻る。お正月の雑煮もまだ残っていた。袋を開けた餅や、三つ葉も冷蔵庫にある。だが時間がない。後でなんとかするとして、来てくれた小山と、必要最低限の着替えと、パソコンと台本の資料,とにかくこれだけは詰め込んで、すぐに大学病院へ。

聖マリアンナ医科大学病院。
地元では「聖マリ」と呼ばれている。
つまり地元最大の病院へ。多摩市民病院も、ここが指定管理者で入っているのだ。

受付から耳鼻科へ。小山が荷物を持ってくれる。
大急ぎだから,着替えと、あとは「死刑執行人」の資料、数十冊にパソコン。

担当の医者からは、もう一度「怖い病気」だということを知らされる。
正式な病名は、頚部膿瘍、及び咽後膿瘍

もう一度、検査。
心電図、検尿。血液検査とCTは二度目だ。CTは胸までとるという。
胸までいっているとやばいから。

検査が終わったのは17時半。朝、多摩病院に行ってから、8時間が経過。
先生から「喉の裏の方までですね。下まではいってないようです。明日からは強い薬ガンガン使いますから。あれ血糖値もあがっちゃうんだけど、こっちで管理してインスリン使って下げますから。いや、巧くいくと手術しないで一週間くらいで退院できるかもしれないですよ」

そう、下手すると一月くらい入院が必要かもしれないと言われていたのだ。
看護士と一緒に7階へ上がる。小山は仕事で検査中にかえった。
体重を量る。服を着たまま75、5kg それでも重い。

入院している部屋は、これまでで一番狭く設備が悪い。
聖マリは古い病院だからな。仕方がない。
8人部屋。入室は6人。カーテンが隣と「共用」であるといえば御わかり頂けるか。
今日は、夕飯出ず。さすがに丸一日食べていないので、無理家と思いつつも、売店で、納豆巻きと魚肉ソーセージを買うが、まるで飲み込めず魚肉ソーセージのみ食べる。
「あ、食べちゃった」と看護士。
え。夕飯でないって言っただけで食べちゃいけないなんてきいてないが。
どうも、まさか食べられるとは思ってなかった節もあり。まあ、たしかに魚肉ソーセージ、死ぬ思い出の見込んだんだが。途中の見込むたびに「ぐう」とか「ぐわら」とか叫ぶのだ。
先生も来て、今日は食べてはいけませんという。
血糖値が治療の効果を左右するらしい。甘い飲み物も駄目。口の中の衛星も重要。
煙草も固く止められる。

「いいですか、放っておけば死ぬ病気なんですからね。胸を切開するなんてことにならないようにしましょう。そうしたら、最低一ヶ月以上の入院です」

言ってくれりゃ、やりますよ。小心者だから。
ただね、言ってくれないと嫌なんだ。理由。

売店は4F 今日は、
水、ブラックコーヒー、あ、ゴミ箱行きとなってしまったおにぎり(すまん、食べ物)、それから今日唯一の食べ物、魚肉ソーセージ。

夜、また熱と痛み。苦しい。

テレビ兼冷蔵庫使用カード1000円は、自動販売機にて。
    18:44 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

リーディングフェスタ これは面白そうだぜ

いまや、劇作家協会の顔? ともいうべきK女史から、指令が下ったので、ご紹介する。
リーディングを中心とした12月の演劇イベントだ。
しかし、これは、お得なイベントであることは間違いないね。
ぜひ、お出かけください。
チケットすでに発売中であります。
わたしは、両日ともおりますが、11日(土)14時からの企画に出演します。




◎『リーディング・フェスタ2010 戯曲に乾杯!』のご案内

深冷の候ながら、皆様におかれましてはますますご清祥のことと存じます。
さて、来たる12月11・12日(土日)に、『リーディング・フェスタ2010 戯曲に乾杯!』と題しましたイベントを、劇作家協会主催により開催致します。

11日(土)には、3本のドラマリーディング企画を揃えました。
『嵐が丘』は、劇作家協会の会報誌に連載された、執筆者19人によるリレー戯曲。
渡辺美佐子・高橋長英らに加え、劇作家もリーディングに加わります。
また、6月より開催の“月いちリーディング”選出作のブラッシュアップバージョンや、川村毅演出による07年度新人戯曲賞受賞作のドラマリーディングなど、
戯曲の魅力がたっぷりのプログラムです。

12日には、『劇作家協会新人戯曲賞公開審査会』と、最終候補6作品のプレビュー・リーディング行ないます。
作風の異なる審査員7名の、それぞれの演劇の立脚点が見える公開審査は、これからの演劇を探る場でもあり、また知的なエンターティメントでもあります。
プレビュー・リーディングで作品の雰囲気を知っておけば、審査会をいっそう深く楽しめるでしょう。

ご予約は、劇作家協会Webサイトの予約フォームより承ります。
http://www.jpwa.org/
(PC用サイト/メール予約についてはこのご案内の末尾をご確認ください)

年末近くお忙しいときとは存じますが、お誘い合わせのうえぜひご来場くださいませ。

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【日にち】12月11日(土)・12日(日)
【会場】座・高円寺2 (高円寺駅北口徒歩5分)
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▼12月11日(土) ドラマ!ドラマ!ドラマリーディング
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【1】14:00~16:00
○ リレー戯曲 『嵐が丘』
[作] 渡辺えり 平田オリザ 川村毅 永井愛 杉浦久幸
 鴻上尚史 別役実 泊篤志 横内謙介 鐘下辰男
 如月小春 夏井孝裕 堤春恵 岡部耕大 高野竜
 松田正隆 マキノノゾミ 長谷川孝治 小里清 (執筆順)
[出演] 渡辺美佐子 高橋長英 今里真 志賀未奈子/
 長田育恵 工藤千夏 坂手洋二 夏井孝裕 成島秀和
 ヒロセエリ 別役実 マキノノゾミ 渡辺えり (50音順)
 《司会》篠原久美子 丸尾聡 
[コーディネイター] 渡辺えり
[ポストトーク] 出演者より
[入場料] 1000円
-----------------------------
【2】16:30~18:30
○ “月いちリーディング”選出作品 『海待ちノ月』
[作] 中澤日菜子
[出演] 中山マリ 川中健次郎 猪熊恒和 松岡洋子
 鈴木陽介(以上 燐光群) 田根楽子 笹野鈴々音
 今里真(ファザーズコーポレーション) 
[コーディネイター] 篠原久美子
[ポストトーク+ディスカッション] 別役実 中澤日菜子
[入場料] 500円
-----------------------------
【3】19:00~21:00
○ 第13回劇作家協会新人戯曲賞受賞作品 『ハルメリ』
[作] 黒川陽子
[演出] 川村毅
[出演] 西田薫 市川梢 清水さと 岡田さやか 新倉優 金松彩夏
 伊澤勉 中村崇 椎谷陽一  大山法哲
[ポストトーク] 川村毅 黒川陽子
[入場料] 1000円

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▼12月12日(日) 第16回劇作家協会新人戯曲賞決定!
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【1】15:00~17:30
○ 最終候補作品 プレビュー・リーディング
[最終候補作品]
『どどめジャム』 肥田知浩
『猿 』    秋之桜子
『朔日に紅く咲く』 咲恵水 
『春の遭難者 』 滝本祥生
『トラックメロウ 』 平塚直隆
『ここまでがユートピア』 鹿目由紀 (戯曲集掲載順)
[ファシリテイター] 長谷基弘
[入場料] 500円
----------------------------
【2】18:30~21:00
○ 第16回劇作家協会新人戯曲賞公開審査会
[審査員] ケラリーノ・サンドロヴィッチ 斎藤憐 坂手洋二
 佃典彦 マキノノゾミ 横内謙介 渡辺えり (50音順)
[入場料] 1000円
-------------------------------------------

【チケット】
日時指定・全席自由
プログラム毎 入替制
[オンライン予約]
劇作家協会Webサイトの予約フォームよりお申込みください。
http://www.jpwa.org/
[メール予約]
予約フォームがご利用になれない場合はメールでも承ります。
件名を「フェスタ予約」とし、「お名前・お電話番号・ご希望プログラム名・枚数」
をご明記のうえお申込みください。
sec-02@jpwa.jp

【お問合せ】
一般社団法人 日本劇作家協会 事務局
 03-5373-6923
 sec-02@jpwa.jp
 http://www.jpwa.org/
    19:54 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

3月は『死刑執行人』 オーディション開催

3月の公演。
いやあ、あっというまにもうすぐって感じだ。
一年振りの新作となる。

「死刑執行人」
自在の二人の「執行人」をモデルに、いつのまにか戦争の足音が聞こえ始めている近未来の日本の、もうひとりの「執行人」。3つの時代と場所が舞台になる。
オーディションを、開催中。
まだ、枠があるので、多くの人と出会いたい。

オーディション開催!
丸尾聡新作書き下ろし、次回公演「死刑執行人 ~山田浅右衛門とサムソン~」(3月@中野テアトルBONBON)の出演者をオーディションにて募集致します。

少しでも多くの時間を応募者の方々と共有していきたいとの演出家の思いから、ワークショップ形式でオーディションを行います。多くの方との出会いをお待ちしております。

1、期間
11月~12月、毎週月曜日の「声のれっすん」に二回以上の参加。
※会場、時間など詳細は声のれっすんへ。

2、条件
・稽古期間(2011年1月24日~  水天宮ピット、狛江フォトワンスタジオ、全期間都
内)、及び公演期間(3月9日~14日)、全期間に参加の事。やむを得ぬNGに関しては、応募の際に明記。
・チケット前売3500円(予定)を30枚以上、売上げ見込める方。チケットノルマはありません。30枚
以上の売上げについては、バックがあります。
・年齢18歳以上、国籍不問。

3、応募方法
プロジェクトM宛に、履歴書(写真とこれまでの舞台経歴、応募動機、れっすんへの参加希望日、連絡先アドレス、電話を明記)を送付の事。郵送かメールにて送付ください。
郵送先:神奈川県川崎市多摩区登戸1504-201オフィスプロジェクトM「オーディション係」
メール:info@promstage.com

4、締め切り
12月10日(金)

5、通知/審査
履歴書確認後、連絡を差し上げます。
声のれっすんに二回以上参加頂いた上、合否をお伝えします。
参加費:3000円(れっすん二回分、テキスト費込)
※通常の声のれっすんは、一回の受講料2500円。
二回以上の参加も歓迎致しますが、その際は正規の料金での受講となります。

作/演出 丸尾聡
1996年「INAMURA走れ」で劇作家協会新人戯曲賞。「飯綱おろし」で第二回仙台劇の町戯曲賞佳作。
2008年には、舞台とラジオドラマとのコラボ企画「残置物処理班」で、ABU(アジア太平洋放送連合)
ラジオドラマ部門最優秀賞(NHK製作・脚本担当)。また、俳優の育成指導者としても、多くのワークショップを行っている。
    10:12 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
終了しました
震災による休演もございましたが、劇場の協力を得て代替公演を行ない、予定通りのステージ数を終えました。困難な状況の中ご来場くださったお客様に、心より感謝致します。また、ご協力くださった方々、お心をお寄せくださった皆様にも。本当にありがとうございました。

『死刑執行人
~山田浅右衛門とサンソン』



共同体の和を著しく乱した者は
生きる権利を失う
彼らの存在を世から消す
それが死刑執行人

[会場]
テアトルBONBON
中野駅徒歩5分

[タイムテーブル]
3月9日(水)~15日(火)
9日(水) 19:00
10日(木) 19:00
11日(金) 19:00
12日(土) 14:00
13日(日) 14:00/19:00
14日(月) 14:00/19:00
15日(火) 14:00

詳細は公式サイトでご確認ください
プロフィール

丸尾聡

Author:丸尾聡
○劇作家・演出家・シナリオライター・俳優
○“世の中と演劇するオフィスプロジェクトM”代表


糖尿病演劇人として、日々戦いの毎日
代表作に、戯曲『飯綱おろし』『海峡を越えた女』『離宮のタルト』、オーディオドラマ『バッテリー』『精霊の守り人』『残置物処理班』など

ワークショップ
*開催日程は公式サイト
 ご確認ください

■ベーシック・ワークショップ
 『声のれっすん
俳優志望者・スキルアップを目指す俳優、そして劇作家や演出家とその卵。幅広い演劇人のためのワークショップ。参加申込みは随時。

■戯曲創作ワークショップ
 『劇作のれっすん
構想を戯曲化したい方、書き上げた戯曲をリライトしたい方のため講座。
*短期リライトコース受付中!
 ⇒最終稿まで、面談または
  メール個人指導
*単日セミナー随時開催!

LINK
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 川崎市多摩区登戸1504-201
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  過去ログはこちらです
2010年の仕事
'09~'10年 劇団ポプラ
三年寝太郎物語
*脚本・演出(全国巡演中)
オズの魔法使い
*演出
'10年3月 プロジェクトM
ダイニング・キッチン
*作・演出(新作書き下ろし)

'10年9月 レクラム舎
星からの伝言
*脚本

'10年10月 プロジェクトM
夕空はれて
*演出
'11年3月 プロジェクトM
死刑執行人(仮題)』
*作・演出(新作書き下ろし)
近年の舞台作品
10年3月/プロジェクトM
ダイニング・キッチン
*作/演出
(テアトルBONBON)

09年11月/プロジェクトM
飯縄おろし
*作/演出
(タイニイアリス)

09年8月/プロジェクトM
この夜の終わりの美しい窓
*芸術監督
(タイニイアリス)
09年3月/プロジェクトM
離宮のタルト
*作・演出
(相鉄本多劇場/サンモールスタジオ/松本ピカデリーホール/長野ネオンホール/千葉神崎ふれあいプラザ) 『離宮のタルト』DSC01149 『離宮のタルト』DSC01132

08年7月/プロジェクトM
料理人~RIO/喰らう/kurau~
*構成・演出
(こまばアゴラ劇場)
『料理人~RIO:喰らう:kurau~』DSCF2176 『料理人~RIO:喰らう:kurau~』DSCF2446

08年2~3月/プロジェクトM
ファイル/残置物処理班
*作・演出
(サンモールスタジオ/相鉄本多劇場/長野ネオンホール/松本ピカデリーホール)


07年4月~現在/劇団ポプラ
三年寝太郎物語
*脚本・演出
(全国巡演)
近年のラジオ作品
NHK-FM 青春アドベンチャー
『世界でたったひとりの子』脚本
09年1月19~30日 全10回
NHK-FM FMシアター
『残置物処理班』脚本
08年3月8日/10月18日(再放送)
*文化庁芸術祭参加作品
*ABU(アジア・太平洋放送連合)賞、ラジオ ドラマ部門最優秀賞受賞
NHK-FM青春アドベンチャー
『闇の守り人』脚本
07年4月16~27日 全10回
NHK-FM青春アドベンチャー
『精霊の守り人』脚本
07年4月2~13日 全10回(再放送)
DVD・上演台本
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旧作から新作まで、上演作品のDVD・台本を販売しています