いきなり入院日誌15日目 退院
2011.1.19
69,8㎏
昨夜は1時頃か寝たのは。とてつもない深夜に思える。人間なんて二週間くらいの習慣であっという間に変わるものだ。
体重はずいぶん減った。3,7kg減少。正味服の分を抜くと、69㎏を割り込むくらい。
あと一kg減るとちょうどいい。BMI的言えば、現状私は肥満ではなく「標準」体重のようだ。
血糖値
93
お、体重も空腹時血糖も自己ベストだ。
食事まで一時間半ほど、執筆。
朝食
全粥390g 味噌汁(玉ねぎ) 厚巻き卵(カニかま) 生酢(人参、大根) ふりかけ鉄の助たまご 牛乳200ml
+ワカメ お粥は190gほど。
生酢は膾だろうが、いやこれでご飯を食べるのははじめてだ。
カニかまで食べるのも無論。
わたしの育ちがいいせいであろうか・・・
卵焼きは明らかな既製品で、これは美味しくなかった。
さて、貧弱なおかずであり食欲はわいたわけではないが、炭水化物料が少ないと思い、お粥も若干多め、牛乳も全部飲んだ。150~160で推移するはずだ。生酢の甘味とカニかまが問題だが。
41食連続全粥達成。
病院、最期の食事であった。
さて、昼は何を食べようか。
食後一時間血糖値
167
「おとなりさん」が一足先に退院。わたしよりも前からだった
食べ終わって、また、仕事。区切りを付けたい。
合間に、コインランドリーに洗濯物をぶち込み、シャワーを浴びる。こういうことは家より病院の方が効率がいい。独り者としては。
なんとか、一区切り、ついた。
よし。洗濯ものを乾燥機にかけるため1階に向かい、途中で100円玉がない事に気がつき
売店で、塩とたいみそ、ねりうめを買う。これも糖尿用の機能食品だ。二台の乾燥機に洗濯物を入れ、200円ずつ投入。病室に戻る。退院のオリエンテーション。
薬はさっき、薬剤師が来て、抗生剤と眠剤を。看護士に今渡されたのは、退院療養計画書。退院後の療養上の留意点。
「あまり無理をしない」
笑ったが、まあ、その通りなんだろう。
「お酒あんまり飲んだり、煙草吸ったりすると、また悪化しますから」
ああ、煙草は吸わないよ、決めた。
少なくても来週の外来診療までは、絶対に吸わない。
お酒は、今日少し飲むつもりだ。
しかし、眠剤をもらったから、飲まずに寝られる日が多くなるだろう。
しかし、まるでもう「終わりかな」と思った入院当初からすれば、具合がよくなった後半は、ワカヌの言うようにまるで仕事のための「缶詰」状態であった。
むろん、彼女の言うように最初からそうだったわけではない。
が、結果として、少しいい方向にいけばよい。
しばらくは養生しつつ、無理しつつ、バランスが難しい状態になるが、前に進まなければ仕方がない。
しかし、長い「日誌」になった。A4にして97枚分。一日平均6、4枚。誰が読んでくれるんだろうか。幸運にも? この最後の日誌を目にしてくださった方々に感謝したい。飛ばし読みももつろん結構ですが、カテゴリー「入院日誌」にすべては納めるつもりだから、(カテゴリーは「いきなり入院日誌になるか」)何かの機会にまとめて読むと、まあ、ただの割に、それなりに面白い読み物として読めるかもしれない。
多くのお見舞いの方、メールや電話をくれた方、Twitterやブログで関心を持ってくださった方、ご心配かけた3月公演の出演者、スタッフ、それから母、また台本を書けと心を鬼にして?叱咤激励をしてくれた方、そして孤独な独身者のために、劇団の仕事のみならず、プライベートもいろいろと世話をしてくれた、失敗も多かったが、モスクワカヌを含めた劇団員に感謝しよう。
そろそろ片付けなくてはいけない。もうじき皆は昼食の時間になるし、上條が退院の手伝いにくるはずだ。事務所では小山と横澤が掃除をして、猫を連れて待っているはず。
おしまい。
ビニルバッグ(後から持ち込んだ荷物が多すぎて買う羽目に) 機能食品
その後 退院して18日経過
台本は書き上がり、稽古もはじまり、一週間後の診察で「もう病院に来なくていい」と言われ、市民劇の稽古場では「生還」を拍手で迎えられるという涙ものの出来事があり、出演することにした「死刑執行人」の長セリフを必死で覚え始めこりゃ大変だと思い、すっかり煙草は元通りになり、酒を飲みはじめ、退院の日に「これからもちょくちょく食べよう」と買ったレトルトのお粥は、まだ一つも食べていない。
69,8㎏
昨夜は1時頃か寝たのは。とてつもない深夜に思える。人間なんて二週間くらいの習慣であっという間に変わるものだ。
体重はずいぶん減った。3,7kg減少。正味服の分を抜くと、69㎏を割り込むくらい。
あと一kg減るとちょうどいい。BMI的言えば、現状私は肥満ではなく「標準」体重のようだ。
血糖値
93
お、体重も空腹時血糖も自己ベストだ。
食事まで一時間半ほど、執筆。
朝食
全粥390g 味噌汁(玉ねぎ) 厚巻き卵(カニかま) 生酢(人参、大根) ふりかけ鉄の助たまご 牛乳200ml
+ワカメ お粥は190gほど。
生酢は膾だろうが、いやこれでご飯を食べるのははじめてだ。
カニかまで食べるのも無論。
わたしの育ちがいいせいであろうか・・・
卵焼きは明らかな既製品で、これは美味しくなかった。
さて、貧弱なおかずであり食欲はわいたわけではないが、炭水化物料が少ないと思い、お粥も若干多め、牛乳も全部飲んだ。150~160で推移するはずだ。生酢の甘味とカニかまが問題だが。
41食連続全粥達成。
病院、最期の食事であった。
さて、昼は何を食べようか。
食後一時間血糖値
167
「おとなりさん」が一足先に退院。わたしよりも前からだった
食べ終わって、また、仕事。区切りを付けたい。
合間に、コインランドリーに洗濯物をぶち込み、シャワーを浴びる。こういうことは家より病院の方が効率がいい。独り者としては。
なんとか、一区切り、ついた。
よし。洗濯ものを乾燥機にかけるため1階に向かい、途中で100円玉がない事に気がつき
売店で、塩とたいみそ、ねりうめを買う。これも糖尿用の機能食品だ。二台の乾燥機に洗濯物を入れ、200円ずつ投入。病室に戻る。退院のオリエンテーション。
薬はさっき、薬剤師が来て、抗生剤と眠剤を。看護士に今渡されたのは、退院療養計画書。退院後の療養上の留意点。
「あまり無理をしない」
笑ったが、まあ、その通りなんだろう。
「お酒あんまり飲んだり、煙草吸ったりすると、また悪化しますから」
ああ、煙草は吸わないよ、決めた。
少なくても来週の外来診療までは、絶対に吸わない。
お酒は、今日少し飲むつもりだ。
しかし、眠剤をもらったから、飲まずに寝られる日が多くなるだろう。
しかし、まるでもう「終わりかな」と思った入院当初からすれば、具合がよくなった後半は、ワカヌの言うようにまるで仕事のための「缶詰」状態であった。
むろん、彼女の言うように最初からそうだったわけではない。
が、結果として、少しいい方向にいけばよい。
しばらくは養生しつつ、無理しつつ、バランスが難しい状態になるが、前に進まなければ仕方がない。
しかし、長い「日誌」になった。A4にして97枚分。一日平均6、4枚。誰が読んでくれるんだろうか。幸運にも? この最後の日誌を目にしてくださった方々に感謝したい。飛ばし読みももつろん結構ですが、カテゴリー「入院日誌」にすべては納めるつもりだから、(カテゴリーは「いきなり入院日誌になるか」)何かの機会にまとめて読むと、まあ、ただの割に、それなりに面白い読み物として読めるかもしれない。
多くのお見舞いの方、メールや電話をくれた方、Twitterやブログで関心を持ってくださった方、ご心配かけた3月公演の出演者、スタッフ、それから母、また台本を書けと心を鬼にして?叱咤激励をしてくれた方、そして孤独な独身者のために、劇団の仕事のみならず、プライベートもいろいろと世話をしてくれた、失敗も多かったが、モスクワカヌを含めた劇団員に感謝しよう。
そろそろ片付けなくてはいけない。もうじき皆は昼食の時間になるし、上條が退院の手伝いにくるはずだ。事務所では小山と横澤が掃除をして、猫を連れて待っているはず。
おしまい。
ビニルバッグ(後から持ち込んだ荷物が多すぎて買う羽目に) 機能食品
その後 退院して18日経過
台本は書き上がり、稽古もはじまり、一週間後の診察で「もう病院に来なくていい」と言われ、市民劇の稽古場では「生還」を拍手で迎えられるという涙ものの出来事があり、出演することにした「死刑執行人」の長セリフを必死で覚え始めこりゃ大変だと思い、すっかり煙草は元通りになり、酒を飲みはじめ、退院の日に「これからもちょくちょく食べよう」と買ったレトルトのお粥は、まだ一つも食べていない。