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丸尾聡の死ぬまで日記 復活編

長いの ほか

稽古帰り。

今回はいつもより少し飲む回数が少ないかもしれぬ。
役者だからね。


しかし、まあ、飲むわな。
その日は、演出助手、弟子のモスクワカヌと久しぶりに二人で。
あまり馴染みのない街。
ふらふらと歩き、
「お、ここどうだ」
「あ、よさそうですねえ」
入ったのは、炉端焼きの店。

オール350円。

「うん、いいんじゃないのか」
「はい」

カウンターの端に座る。
焼き場がよく見える。

魚、鳥、おにぎり、焼いている。
美味そうだ。

「なんですかねえ、あれ」
「え、なにが?」
「あの、長い魚です」

焼かれている魚は一尾だけである。

「・・・おまえ、あの魚がなんだか知らないのか??」
「はい。あんなに長い魚は見た事がありません」
「・・・。あれは、サンマだ・・・」
「またまた」
「なんでだ! サンマだよ、決まってるだろ」
「サンマなら、昨日食べたじゃないですか。あんなに長くないですよ」
「昨日のより、ちょっと立派かもしれないが、サンマなの、あれも」
「太刀魚!」
「違う。太刀魚はあんな短くない。知っている魚の名前をいうな。太刀魚はあんなふうに丸ごと焼けないよ!!」
「サンマですかねえ・・・」
「サンマだよ。サンマ」
「・・・。この銀杏美味しいですねえ。気に入りました」

そっちか!!


横澤有紀が事務所で、深夜まで作業。

「おまえ、ご飯でも食べるか。」
顔ごと、笑みになって怖いくらい。
「食べます!!」

「じゃ、じゃあ、何か作ってやるよ。パスタでいいか」
「パスタでいいです」
「たくさん食べるのか」
「たくさん食べます」

で、パスタを作る。
なにも野菜がなかったので、レトルトのトマトソースとチーズのパスタ。タイムとかスパイスを。
500グラムの麺をゆでる。

「わあー。たくさんだあ」
「余ったら、明日俺が食べるから。無理して食べなくていいぞ」
「はい」

味はシンプル。

「あきたらさ、ちょっと醤油をたらすと結構いけるぞ」
「ああ、ほんとだ、香ばしくなります」
「だろ。ああ、俺はもういいや、結構食べちゃったよ」

普段、パスタは80グラムと決めている私は、それでも、100グラムくらい、つまり普通の一人前よる若干少ない位を食べたか。

「もう、食べられません。お腹いっぱいです」
「そうか、だから残してもいいぞ」

テレビをつける。なんだか、深夜番組。
横澤は、ずっと感想を言いながら、テレビを見続ける。

そして、食べる。
いつまでも。
食べる。
少しづつ。

「わあ。食べちゃうじゃん」
「ねえ。良かった、わたし、まだ衰えてないんだ」
「な、なにが、良かったんだ!?」
「もう、駄目なのかなあ、って」
「駄目でもいいんじゃないか? パスタ夜中に400グラム食べられなくてもさ」
「なんか、最近ぜんそくなんです」


というわけで、すごいよ。
ワカヌも横澤も。

なにがすごいかわからんが。

というわけで、ワカヌが演出助手をつとめ、横澤が出演する「夕空はれて」は、29日が初日です。
このブログで笑った君。
予約を急げ。




    00:31 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

稲城の山にタヌキが。ワカヌ似のタヌキ ポコペン

熱でもうろうとしていたのだろう。
新百合ケ丘からバスに乗り、山道を登り、目当ての停留所で降りると、まんまるとしたタヌキがいた。

「ああ、さすが稲城。Twitterに書き込んだ通りだ・・・」
タヌキが近づいてくる。
「おはようございますポンポコ」

むう、さすがはうまく化ける。
それが証拠に、コートは張り裂けんばかり。
サイズが合わない衣装をタヌキが調達したに違いない。
「おはようポンポコ」と調子を合わせると怪訝な顔。
芸が細かい。

お、このゲイはゲイではないよ。
と口に出して解説するとますますタヌキは怪訝な顔に。
熱が・・・、と口ごもるわたし。

しかし、見れば見るほどモスクワカヌに似たタヌキだ。

とそこへ一台のタクシーが。
工藤dancin美和子タヌキと濱田singing利枝タヌキも。
ポンポコポンポコと挨拶を交わす。
むろん、こちらも調子を合わせる。
皆、顔を見合わせる。
こちらがタヌキと気がついているとわかったら、なにをされるかわからぬ。
慌てて、風邪を引いて熱がある旨もう一度話す。うまい具合に咳き込んだりする。

稽古場でも彼女らがタヌキである事を知られてはならぬと思い、ワカヌ似のタヌキをタヌキとわかっていながら紹介する。

「今日見学させてもらう、モスクワカヌだ。よろしく頼む」
「丸尾先生についてポンポコ劇作などの勉強をしているモスクワカヌです」

これはやはりワカヌではない。ワカヌなら挨拶の際に過呼吸を起こすはず。
濱田タヌキも「ワカヌは成長した」などと感心してみせ取り繕う。
むう。

モスクワカヌの名を知らぬ出演者からざわめきが。
するとワカヌ似のタヌキが。
「あ、偽名です」


偽名?


ギーメーイー


偽名じゃねえだろ。
ペンネームじゃん。

いや、タヌキであるから、思わず出た本音であろう。
ますますわたしは確証を深める。
こいつはワカヌではなくタヌキであるという確信。

通し稽古がはじまるが、わたしの熱はますます高くなる。
一幕が終わり休憩となると、やおらワカヌタヌキが弁当を広げ食べ始める。
「おかあさんにつくってもらったのか、また」
「朝ご飯をつめて来たんです、ポコペン」
なぜ、16時になろうとする今、朝飯をつめた弁当を食べるのか。
疑問は残ったが、しょせんはタヌキと思い、聞かぬことにする。

稽古が終了し、わたしの熱はとどまることを知らぬほど、高くなる。
工藤タヌキは、それを見透かし、うつされてはたまらぬと、早々に引き上げる。

わたしも今日は、この後れっすん。
むかおうとすると、ワカヌタヌキと濱田タヌキが、
「やめたほうがいいよ」と強く言う。

タヌキに心配されてもと思うが、なかなかに優しく言われたので、タヌキとわかっていながら嬉しくなってしまう。
「そうかなあ、やっぱり」

嬉しくなったので、お酒を飲もうか、なんて呟くが、
「だめだよお」
と言われる。
きっと強引に誘えば、つきあってくれそうだったが、
わたしもタヌキに化かされるとのは嫌だったので、家路に。

途中、濱田タヌキがワカヌタヌキに、
「彼氏タヌキはできたのポコペン?」
「ご想像にお任せしますポコペン」
「想像したくないポコペン」
「うわっはははポコペン」

ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ


怪しい。なぜ否定しない??
ワカヌに彼氏ができたのか。

そういえば、今日はバイトではなく人と会うといってたなポコペン。


あああ、なんということだ。ついタヌキにだまされ、わたしもタヌキ化するところだった。
そうそう。
これはワカヌではなく、ワカヌ似のタヌキだった。
そうでなければ、あんなにもコートがはち切れそうなわけがない。

タヌキ二匹と別れ、家に帰る途中、飯を食いに中華の食堂に入る。
思わずビールを飲む。
あっというまに酔いが廻る。

ポンポコポンポコとタヌキ囃子が聞こえ始める。

ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ
ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ ポンポコポンポコ


「う、うわあ~、タヌキ!」
いつの間にか眠っていたのだろう、わたしがうつつのなかで大声を上げると、
中華屋の娘が言った。

「うちはラーメン屋だから、タヌキないあるよコンコン」

見ると彼女はキツネだった。

キツネうどんはあるんだね? と聞こうと思ったがやめて家に帰り布団をかぶって寝た。



    20:51 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

ネコまたぎの秋刀魚

稽古バブログに、自身によるモスクワカヌの事故顛末記前編が掲載されている。

わたしのブログとともに読み込むと実に味わいがある。
ぜひ読んでみてください。
稽古場日誌

さて。
「秋刀魚を食おうじゃないか」
「いいですねえ」
「うむ。季節だしな。なにしろ安くて上手いからな」

声のれっすんが終わり、講師に来てくれた小杉にギャラ代わりに酒を飲ませた。
モスクワカヌ、吉田まほ子、大貫、小林も参加。

「実にうまいな、秋刀魚」とわたし。
そう、秋刀魚は東京の人間が一番好きな魚だという説がある。

上手に焼くと、はらわたのジュースが溶け出し、身に回る。
それがよい。

吉田は魚好きらしく、骨までしゃぶっている。
うむ、それもよい。

モスクワカヌがいった。
「ネコまたぎだね」
「?」
「?」
「?」
「?」
「?」

?は人数分である。

「何か違ってないか」
「え。」
「うむ、久しぶりに来たな。岩田の勘違いシリーズ」
「何言ってるんですか。ネコまたぎですよ」
「そうだよ、ネコまたぎだよな。ネコさえもがまたいでよける魚のことをいうんだぞ」
「ええ。そうですよ。だからあんまり奇麗に吉田さんが食べたから、もうネコが食べるところがないし」
「?」
「もうネコもまたいでよけちゃいます」
「違うわ!!!」
「はい?」

「違う」
「え」

「基本的にはネコまたぎはマグロのことだ」
「はあ?」
「はあ?じゃない」
「秋刀魚はネコはまたがないんですか?」
「いや、またぐかもしれんが、いいからそういうことじゃないわ」
「じゃあ、なんです」
「江戸時代は、マグロは下魚だった。ネコもまたいで食べない魚ということで、ネコまたぎと言ったんだ」
「おかしいです。うちのお母さんは、わたしが奇麗に魚を食べると、ネコまたぎだね、って言ってました」
「つまり、ネコもまたぐほどもう食べるところがないということだな」
「はい」

「・・・お母さん間違ちゃった・・・」
「ええ~」

「ネコは骨も食べるから」
吉田、わけのわからん発言は混乱するだろ。

「・・・お母さんが間違ってる・・・」
「ええ~」


それにしても、秋刀魚はうまいよ。
秋刀魚苦いか、しょっぱいか。

ああ、刺身もいいが、あれはそんなに食べられないでしょう。
味がきつい。
刺身なら、なめろう、にするとよい。
秋刀魚のなめろうは、アジより美味い気がする。

ちなみになめろうは、刺身を包丁で叩き、味噌やネギ、大葉、ミョウガなんか和えたものですわ。
ちょっとあぶっても美味いんだよな。


    00:48 | Trackback : 0 | Comment : 3 | Top

岩田wakanu 続報

なんと、昨日のブログヒットは、ブログ史上最高を記録。
草薙酔っぱらい擁護を超えた。
モスクワカヌ、smap越え!!!

お騒がせしました。
ずいぶん心配されて、電話を頂いたり、メールを頂いたり・・・
ありがとうございました。
どうやら無事のようです。

しかし、なぜ俺にメールして来たのか?
寂しいのか?
辛い人生なのか?
どうなんだ岩田?

本日の電話。
「で、どうなんだ」
「大丈夫です」
「吐き気とかは」
「ないです。縫ったところが痛いです」
「そりゃ痛いわ」
「はい」
「ほんと、大丈夫なんだな」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、よかったな」
「はい。で、稽古場の件ですが」
「うむ。」
「調布はけやきネットですよね」
「いや、何回も言うが違う。世田谷の公共施設をとるシステムがけやきネットだ」
「あれ?」
「入間地域センターはどうした? 行くと言ってたよな」
「世田谷ですよね」
「いや・・・、あれは調布だ」
「じゃあ、けやきネットで・・・」
「いやいやいや。だから、調布だから、けやきは世田谷」
「あれ?」
「頭か。頭なのか、やっぱり。おい。おーい」
「なんか駄目ですね」

大丈夫なのか・・・
まあ、いつも通りという感じもするが・・・

「二度目なんです」
「なにが」
「救急車で運ばれるの」
「前は何?」
「バスにひかれました」

ああ、運命だよ。運命。



しかし、何度読んでも笑えるメールである。
これが、遺言になっていたら・・・
相当、これはまた笑えたであろう。
小澤は、「すいません、悪いんだけど、こんなに笑ったのは記憶にないっす」

だってさ、もう一回のせちゃうけど。

じこりました。頭右から血、右ひじ動かず痛みなし。ひとがいてがくるま待つ。誰か座布団?頭のしたにいれてくれました
いしきはっきりでしぐか
また連絡致します。

だよ。
また連絡します、って、どんな連絡が来るんだあああああ。


怖いわ。

明日は岩田と飯を食いに行く予定。
いや、前からの決まりなんだが、どうやら行けるよう、で、まあ、良かった。


明日は、うまいものを食おうな。


    00:17 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

岩田ああああ! 続き

K女史は、岩田事故の報を受け、すぐに104に電話をし、電話番号を調べようとしたらしい。実家のだね。だが、わkらず。そうだ。岩田の家は国家機密を預かる家だから、載っているはずがない。

いわた、だいじょうぶか。

と、そのとき、岩田から着信が。K女史の電話を叩ききり、
「い、いわたあ、どうした、だいじょうぶかあああ~」
「じこりました」
「く、車か、くるまにひかれたのか」
「いえ」
「どうした、どうしたんだあ」
「自転車でスリップしました」
「スリップ? なんかですべったのか、なんか道にまかれてたとか? テロ?」
「いえ」
「はい?」
「そういうわけじゃないんですけど・・・」
「・・・自分で転んだのか。ただ単に?」
「はい」
「なぜ?」
「さあ・・・」
「で?」
「頭縫うみたいです」
「・・・そう」

その後、ワカヌより皆にメールが。


お騒がせしてすみませんでした。救急車を待つ間にメールしてしまったようです・・・・。自分ではしっかりしているつもりでしたが、やはり混乱していたようです。自転車で走っていて気づいたら倒れていました。
CT終わり、今整形外科待ちです。病院混んでいます。倒れた前後は覚えてないのに、救急隊員が石黒賢に激似していたことがやけに鮮明で人の脳の不思議さを感じます。大丈夫ですので、本当にお騒がせして申し訳ありませんでした。
頭をホチキスどめされたワカヌより


・・・・・・



・・・・・・



・・・・・・


小澤からのメール

だいぶ脳をやられてるメールにしか見えないが大丈夫だろか?


何より無事で良かったわ。
    16:00 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

模様替え 心機一転 岩田が、ああ!!!

とりあえずひどい状態になっているディスク周りを片付ける。
今日の事務所番は、奥州さらだ。
彼女は、言えばわかるので、こちらの整理の中で出た書類の分類整理をどんどん言う。

天気がいいので、事務所の座布団干しなども交えながら、奥の部屋、わたしの書斎の模様替えなどもする。
心機一転。「飯縄おろし」の書き換えのためだ。

ふむ。なかなかいい。かたづいた。
ほか、事務仕事をいくつかこなすと、結構いい時間。
さて、飯食って行くか。今日は声のれっすんだ。

そのとき、携帯のメールが鳴る。
なんだよ、秋刀魚焼いてるのに・・・

モスクワカヌ、いやこの際、岩田でいい。
そう岩田からのメール。
見て仰天。



じこりました。頭右から血、右ひじ動かず痛みなし。ひとがいてがくるま待つ。誰か座布団?頭のしたにいれてくれました
いしきはっきりでしぐか
また連絡致します。



え。
いしきはっきりでしぐか?


いしきはっきりでくしか?


はっきりしてるのか、していないのか。どっちなんだあ!!!!

車を待っているのか、人が来るのを待っているのか、どっちだああ!!!!

場所はどこだ、必要な情報一個もないやんかあああああ!!!

電話、電話。
出ない。出ない。
いわたああああああああ!!



劇団MLに流す。
岩田ピンチ、実家の番号知らないか。


続く。



    00:50 | Trackback : 0 | Comment : 3 | Top

眼底出血とモスクワカヌ

右目の眼底出血が、出たり引っ込んだり。
視野や視力には何も問題ないが、時々違和感も。

むぅう。糖尿病だし。
糖尿病性網膜症のせいかなあ。やはり。

血糖コントロールは、いや、もうものすごくばっちりのはずなんだが。
急に血糖値下げすぎても、危ないって話しだし。

前に、眼下底骨折した影響もあるんだろうか。

今日も医者には行けず。

今日は、モスクワカヌの台本を直し、「逃げろ! ツチノコ」を書き・・・

梅雨入り。
雨は嫌いじゃないが、時には憂鬱をさそうさね。


ああ、モスクワカヌの「この夜の終わりの美しい窓」
今、隣の部屋で、ワカヌ書き直していますが、第四稿にして、なんとかいけそうな感じになって参りました。
劇作ダイエット(劇作をすると痩せていくというワカヌが否応なく試みているダイエット法)の効果に、ケホンケホンという咳も混じり、なかなか作家らしくなってきました。
しかし、生のニンニクを持ち歩いて、かじるのはよせ。
おなか壊す。
電子レンジでチンしてやったよ。味噌つけて食べろ!


    03:17 | Trackback : 0 | Comment : 3 | Top

なんかすごいので、

プロM 稽古場日誌

なんかwakanuが書いているのがすごいので、稽古場日誌を読むべし。

コメントすべし。

ちなみに初夢とおみくじの奴です。

がんちょ参りとはなんだろう?

    18:24 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

今年も飛ばすwakanu

メールで年賀のお祝いも、それほど違和感を感じなくなった。
まだ年賀状をお送りくださる人が、わたしの場合は多いが、20代なら間違いなくメールが多いのだろう。

さて、岩田wakanuからはきちんと手書きの「今年の抱負」をしたためた年賀状が送られて来た。
(ちなみに小澤からは明けてすぐに仕事場から電話。和田からは「すぐに会うと思いますけど、年賀状を書いてみました」といういかにも和田らしい年賀状が。)
wakanuからは劇団関係者に向けて、メールも来た。

ほう、年賀状にメール両方とは、なかなかwakanuも礼儀正しいところがあるじゃないか、ふむふむ・・・

「今年もよろしくお願いいたします。
私はすでに初夢を見てきました~。いい夢でした」

ほう、夢を見たのか、一富士二鷹三茄子なんて言葉もあるくらいだからな。初夢は大切だ、そうそう・・・、って馬鹿あ!!

wakanu、おまえはどこへ行って来たの? 
初夢を見にどっか行ったの?
違うよね。

きっといい夢だったんだろうね。
お前が10歳になるまで信じていた「自分は大きくなったらペガサスになる」、そのペガサスの国へでも行ったのかい?
思わず、その「夢の世界」へ行って来たと皆に書いてしまうほど、そこは素敵だったんだろうね。
普通は「初夢を見ました」って書くから。「初夢を見てきました」とは書かないものね。しかも ~ 付きで。
~ からその夢の素敵さが伝わるけれどね。

それからね。もう一つ哀しいことがあるんだよ。
きっと夢は昨日見たんだろうね。つまり大晦日の夜に。

それはね、wakanu
初夢って言わないんだよ・・・

色んな説があるけど、一番有力なのは2日から3日の夜に見る夢。これは明日の夜ね。
それから最近言われるのは元日から2日の夜、つまり今日なんだ・・・

だからね、「わたしはすでに初夢を・・・」って、誰もまだ見ることができないんだよ。

なんだか涙が出て来たよ。
哀しいお話だね。

「いい夢でした」
そうだろうね。ほんとうにいい夢だったろうに・・・
初夢は今年一年の吉兆を占うものなのにね。
そんないい夢はもう見られないかもしれないものね。

哀しいね。


しかし、今日、もっと素敵な夢を見直せば問題なし。
もし見られなければ、初夢は「2日から3日」説に、すかさずくみして明日再挑戦すればよし。ちなみにわたしは、昔、続き物の夢のシリーズが何本かあり、寝る前に念じると続きが見られましたよ。


念じてみて下さい。

では、本年もよろしく。




    21:31 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

通過点だったよ久しぶり70kg割れ~wakanu目前!

いやあ、体重が70キロを割りました。
生涯で一番重かった頃と比べると20キロ、入院してからは、12キロ程のマイナス。
70キロというのは小澤浩明言うところの「昔、寝ている間に通過したところですよ」であります。
ちょうど入院する前にお会いした離風霊船の女優、山岸涼子さんに先日お会いしたとき、
まじまじとこちらを見つめながら顔を背けるので、?
ご挨拶すると「え。なんか金髪で丸尾さんに似ている人がいると思ったんだけど・・・」
と思われるほどに、7週間でこれは痩せ過ぎか?
しかし、無理なダイエットをしているわけでもなく、三食きちんと食べ、お腹が減って減って我慢して我慢して、ということも全くないので、どんだけ今まで酒飲んでたの? ということのようだ。

最近、実はこのほうが長生きするという研究が出た、ちょいメタボ、BMI指数が25、3を目標にしていたのが、ここを通過してしまった。えへん。
ちなみにBMIは肥満指数と呼ばれる数値。
BMI=体重(キログラム)÷(身長(メートル)×身長(メートル))
つまり体重を身長で2回割ればいい。18、5~25が標準。25以上がやや肥満、30以上が肥満。
ちなみに標準体重は、身長(メートル)×身長(メートル)×22
そして、一日の適正カロリーは、標準体重×25kcal
(ディクワーク中心だと25くらい。肉体労働なら35~40kcal)

まあ、ほぼ机上の空論で、標準体重と言っても個人差があるのだが、しかし、もしかすると標準体重くらいまで、本当に行くかもしれん。理想的な食生活をしていると、身体が求める体重まで自然に減り、そこでピタリと止まるという話があるが、さてどうなるものか。これは、自らを実験材料とした人体実験の楽しみでもある。

わたしの入院時のBMIは27、1 やや肥満。標準体重は61、3kg 適正カロリーは1530kcalほど。わたしは、俳優をやる時と作家業と全然運動量が違うので微妙だが、入院時は一日1600kcal。今は厳密にカロリーは計っておらず炭水化物料だけ、カーボカウントしている(一日180g、総カロリーの40%)。それでもカロリーが一日2000kcalを超えることはないはずだ。そして、BMIも標準の枠内に。
昔、全身のCTスキャンを取ったときに、医者から筋肉量と脂肪のつき方からして「丸尾さんは70kgあっていい」と言われたが、年も取って来たし昔より筋肉も落ちて来たので、やはりもう少し減った方がいいのは確かだと思う。

さて、今日のお題が、なぜカテゴリー「岩田wakanu」かといえば、今、事務所にいて向こうの部屋で作業をしている岩田に、体重で迫りつつあるという事実による。
朝から五膳!!という岩田“五膳“wakanuは最近少し反省したりしたらしい。
「まだ五膳食べているのか」
「いえ反省して」
「そうか。そのほうがいい」
「二膳にしてます」

一膳でいいって、朝は!!

昔、wakanuがドイツの空港で「ホールドアップ!」と言われ銃を向けられた話は以前書いた。幼少の頃、ロシアにいたwakanuは、ソ連崩壊前、食べ物を求めて行列するのを何回も目撃したそうだ。彼女は外国人特権階級で、行列を眺めながら、ドルが使えるピザハットモスクワ支店でピザを食べていた。ソ連崩壊のその日には、戦車とジュラルミンの楯で道路が封鎖される中、学校が休みになったと喜んで、遊園地にいって手すりしかついていない観覧車に乗っていたという消し難い過去が、彼女を“五膳“減っても“二膳”に走らせるのだろうか?

いや、関係ないな・・・

    11:42 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
終了しました
震災による休演もございましたが、劇場の協力を得て代替公演を行ない、予定通りのステージ数を終えました。困難な状況の中ご来場くださったお客様に、心より感謝致します。また、ご協力くださった方々、お心をお寄せくださった皆様にも。本当にありがとうございました。

『死刑執行人
~山田浅右衛門とサンソン』



共同体の和を著しく乱した者は
生きる権利を失う
彼らの存在を世から消す
それが死刑執行人

[会場]
テアトルBONBON
中野駅徒歩5分

[タイムテーブル]
3月9日(水)~15日(火)
9日(水) 19:00
10日(木) 19:00
11日(金) 19:00
12日(土) 14:00
13日(日) 14:00/19:00
14日(月) 14:00/19:00
15日(火) 14:00

詳細は公式サイトでご確認ください
プロフィール

丸尾聡

Author:丸尾聡
○劇作家・演出家・シナリオライター・俳優
○“世の中と演劇するオフィスプロジェクトM”代表


糖尿病演劇人として、日々戦いの毎日
代表作に、戯曲『飯綱おろし』『海峡を越えた女』『離宮のタルト』、オーディオドラマ『バッテリー』『精霊の守り人』『残置物処理班』など

ワークショップ
*開催日程は公式サイト
 ご確認ください

■ベーシック・ワークショップ
 『声のれっすん
俳優志望者・スキルアップを目指す俳優、そして劇作家や演出家とその卵。幅広い演劇人のためのワークショップ。参加申込みは随時。

■戯曲創作ワークショップ
 『劇作のれっすん
構想を戯曲化したい方、書き上げた戯曲をリライトしたい方のため講座。
*短期リライトコース受付中!
 ⇒最終稿まで、面談または
  メール個人指導
*単日セミナー随時開催!

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2010年の仕事
'09~'10年 劇団ポプラ
三年寝太郎物語
*脚本・演出(全国巡演中)
オズの魔法使い
*演出
'10年3月 プロジェクトM
ダイニング・キッチン
*作・演出(新作書き下ろし)

'10年9月 レクラム舎
星からの伝言
*脚本

'10年10月 プロジェクトM
夕空はれて
*演出
'11年3月 プロジェクトM
死刑執行人(仮題)』
*作・演出(新作書き下ろし)
近年の舞台作品
10年3月/プロジェクトM
ダイニング・キッチン
*作/演出
(テアトルBONBON)

09年11月/プロジェクトM
飯縄おろし
*作/演出
(タイニイアリス)

09年8月/プロジェクトM
この夜の終わりの美しい窓
*芸術監督
(タイニイアリス)
09年3月/プロジェクトM
離宮のタルト
*作・演出
(相鉄本多劇場/サンモールスタジオ/松本ピカデリーホール/長野ネオンホール/千葉神崎ふれあいプラザ) 『離宮のタルト』DSC01149 『離宮のタルト』DSC01132

08年7月/プロジェクトM
料理人~RIO/喰らう/kurau~
*構成・演出
(こまばアゴラ劇場)
『料理人~RIO:喰らう:kurau~』DSCF2176 『料理人~RIO:喰らう:kurau~』DSCF2446

08年2~3月/プロジェクトM
ファイル/残置物処理班
*作・演出
(サンモールスタジオ/相鉄本多劇場/長野ネオンホール/松本ピカデリーホール)


07年4月~現在/劇団ポプラ
三年寝太郎物語
*脚本・演出
(全国巡演)
近年のラジオ作品
NHK-FM 青春アドベンチャー
『世界でたったひとりの子』脚本
09年1月19~30日 全10回
NHK-FM FMシアター
『残置物処理班』脚本
08年3月8日/10月18日(再放送)
*文化庁芸術祭参加作品
*ABU(アジア・太平洋放送連合)賞、ラジオ ドラマ部門最優秀賞受賞
NHK-FM青春アドベンチャー
『闇の守り人』脚本
07年4月16~27日 全10回
NHK-FM青春アドベンチャー
『精霊の守り人』脚本
07年4月2~13日 全10回(再放送)
DVD・上演台本
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旧作から新作まで、上演作品のDVD・台本を販売しています